東京・有楽町朝日ホールをメイン会場に開催中の国際映画祭『第12回東京フィルメックス』で25日、新人の奥田庸介監督(24)の商業映画デビュー作『東京プレイボーイクラブ』が初上映された。主演の大森南朋、臼田あさ美、淵上泰史、奥田監督による舞台あいさつが行われ、大森は自ら出演中の某缶コーヒーのCMを指して「最近、テレビでやたら善い人をやっているんですが、この映画ではけっして善い人ではない感じなので、楽しみにしてください」と話した。奥田監督は「ずっと自主映画をやってきて、先が見えない苦しい時に巡ってきたチャンスで、これを逃したら俺の一生終わるなと思って、身を削って撮った」と作品への思いを語った。
同作は、日本に先駆けて10月に韓国・釜山国際映画祭でも上映された注目作。地元での喧嘩が原因で町を出て東京に流れ着いた主人公・勝利(大森)が、昔の仲間・成吉(光石研)の経営する寂れたサロン「東京プレイボーイクラブ」に身を寄せるも、近所のチンピラ連中とささいなことで喧嘩になり、大きなトラブルに発展。サロンのボーイの彼女・エリ子(臼田)も巻き込んで、事態はこじれていく――。
奥田監督は「アングラで撮っていた自分がプロデューサーの甲斐真樹さんに拾われ、一流の役者とスタッフと映画を撮る機会をいただいた。でも、現場でついていけなくて、熱出して、救急病院に運ばれて点滴を受けたり、迷惑もかけたが、パーフェクトな時間が過ごせたので、全部いいやって感じ」と、今にもラップを繰り出しそうな口調で話した。
観客を前にした緊張や上映される喜びのせいか、「これが映画だ、楽しもうぜ、って気持ちで観てくれたら俺はハッピー」と興奮気味の監督を大森が年長者らしく落ち着かせる場面も。そんな監督について大森は「不良の青年が熱い映画を作る力強さを感じました」。臼田も「緊迫感のある話だが、笑いが絶えない現場で楽しかった。監督も熱がある方なので、その熱に背中を押されながら頑張れた」と話していた。
映画『東京プレイボーイクラブ』は2012年2月4日(土)より全国で公開される。
同作は、日本に先駆けて10月に韓国・釜山国際映画祭でも上映された注目作。地元での喧嘩が原因で町を出て東京に流れ着いた主人公・勝利(大森)が、昔の仲間・成吉(光石研)の経営する寂れたサロン「東京プレイボーイクラブ」に身を寄せるも、近所のチンピラ連中とささいなことで喧嘩になり、大きなトラブルに発展。サロンのボーイの彼女・エリ子(臼田)も巻き込んで、事態はこじれていく――。
奥田監督は「アングラで撮っていた自分がプロデューサーの甲斐真樹さんに拾われ、一流の役者とスタッフと映画を撮る機会をいただいた。でも、現場でついていけなくて、熱出して、救急病院に運ばれて点滴を受けたり、迷惑もかけたが、パーフェクトな時間が過ごせたので、全部いいやって感じ」と、今にもラップを繰り出しそうな口調で話した。
観客を前にした緊張や上映される喜びのせいか、「これが映画だ、楽しもうぜ、って気持ちで観てくれたら俺はハッピー」と興奮気味の監督を大森が年長者らしく落ち着かせる場面も。そんな監督について大森は「不良の青年が熱い映画を作る力強さを感じました」。臼田も「緊迫感のある話だが、笑いが絶えない現場で楽しかった。監督も熱がある方なので、その熱に背中を押されながら頑張れた」と話していた。
映画『東京プレイボーイクラブ』は2012年2月4日(土)より全国で公開される。
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2011/11/25