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山田孝之、結婚相手を選ぶ基準「悩んだ経験ある」

 俳優・山田孝之が主演する新作映画『指輪をはめたい』(岩田ユキ監督)が、あす19日より公開される。スケートリンクで転んで頭を打ち、誰に婚約指輪を贈ろうとしていたのかを忘れてしまった記憶喪失の男が主人公の物語。候補の女性が3人も現れ、右往左往するアラサー男子を演じる。

本編の96%出ずっぱりで、情けなくも憎めない独身男子を演じる山田孝之 (C)ORICON DD in 

本編の96%出ずっぱりで、情けなくも憎めない独身男子を演じる山田孝之 (C)ORICON DD in 

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 「脚本を読んだとき、とにかく面白くて。僕も10代後半か20代前半だったか、結婚相手はどういう基準で選んだらいいのか、悩んだ経験があるので、すごく共感できたし、この映画を世の男性たちが観てくれたら、やっぱり面白がってくれるんじゃないかな」。

 今作で山田が演じたのは29歳、独身の置き薬の営業マン・片山輝彦。仕事のできる男だが、プライベートでは3マタをかけている設定だ。テレビドラマ『闇金ウシジマくん』のダークヒーロー、映画『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』(2011年)の旧日本軍兵士、映画『のぼうの城』(2012年公開)の戦国武将などで演じた“男らしい役”とは180度違うキャラクター。「真逆の役をやるのもいい試練になると思った。女性監督とも仕事をしてみたかった」とオファーを受けた。

 結婚相手にふさわしい女性は誰なのか。3人の女性たちと日替わりでデートを繰り返すのだが、会えば会うほど、それぞれに魅力的な彼女たちに目移りしてしまう輝彦。通り一遍の印象では女をもてあそぶヒドい男だが、劇中の輝彦を観ていると、ちょっとしたズルさや素直さが伝わってきて、どこか憎めない、同情さえしたくなるような人物像が心に残る。

 3マタをかける男をどう思う? 「それなりの楽しさはあるんだろうけど、やってみたいとは思わない。名前間違っちゃいけないとか、嫌いな食べ物とか間違っちゃいけないとか、何かと気を使うことが多くて大変なんじゃないですかね」

 見せ場のひとつは、3人の“彼女”が鉢合わせし、三つ巴のケンカに発展する場面。それぞれタイプの違う、ツンデレな“年上彼女”を小西真奈美、セクシーな“友達彼女”を真木よう子、守ってあげたい“幼気彼女”を池脇千鶴が演じている。「男は彼女が浮気したら彼女を責めるけど、女は浮気した彼氏ではなく、相手の女に敵意を向ける。このシーン一つを取っても、男女の恋愛観、結婚観の違いが巧みに描かれているから、異性と一緒に観ると面白いと思う」。

 シリアスな作品からコメディ映画まで、振り幅は大きいが、常に意欲的な作品に挑戦する山田。次回作も待ち通しい彼に今後の抱負を聞いた。「いま目の前に与えられたことをちゃんと全うしてやれば、どんなこともできるチャンスが来るだろうと信じている。いろんな作品、いろんな役をやれれば幸せだし、いつまでもそう思っていられたらいいな」。

 映画『指輪をはめたい』は11月19日(土)より東京・新宿バルト9ほかで全国公開される。

ヘアメイク:ISINO(ROOSTER)スタイリスト:窪田佳代子


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  • 本編の96%出ずっぱりで、情けなくも憎めない独身男子を演じる山田孝之 (C)ORICON DD in 
  • 輝彦の“彼女”が鉢合わせ、三つ巴の修羅場に…(C)2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd 
  • スケートリンクで転んで頭を打ち、気を失ってしまう。目覚めると、見覚えのない婚約指輪が…映画『指輪をはめたい』より(C)2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd 
  • 小西真奈美演じる住友智恵は輝彦の会社の先輩。クールな才女で会社中の憧れ。高嶺の花と決めつけられ、実はあまり豊かな恋愛経験ない。美人すぎ、器用すぎるあまり、隙がなさすぎて男性を息苦しくさせてしまう (C)2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd 
  • 巨乳の風俗嬢・潮崎めぐみを演じるのは真木よう子。さばさばして明るく一緒にいて気の置けないタイプ。男のズルさを見ないふりができるいじらしい一面もある。なのに、いまひとつ男性から大事にされないのは無頓着で物事を気にしなさ過ぎるから 
  • 池脇千鶴は公園で人形劇のパフォーマンスをする鈴木和歌子役。相手を思いやり一歩控えめに振る舞う今時珍しい古風なタイプ。気を使いすぎて“重い女”と思われてしまうことも (C)2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,L 
  • 輝彦が記憶を失ったスケートリンクにいつもいる謎の少女・エミ(二階堂ふみ)。輝彦の記憶を呼び覚ます重要な役割を担う。沖縄出身の二階堂が半年間練習を積んだスケートの華麗な滑りは必見 (C)2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,L 

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