ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

高梨臨、“40歳差愛”描く世界的巨匠キアロスタミ監督最新作主演に抜てき

 『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンピンク・白石茉子役で知名度をあげた女優・高梨臨(22)が、世界的な映画祭で多くの受賞経験を持つ巨匠アッバス・キアロスタミ監督の最新作『THE END』(原題)の主演に抜てきされたことが17日、わかった。キアロスタミ監督が撮影の舞台に日本を選び、40歳も年の離れた60代のインテリ男と女子大生の愛の姿を描く。10月29日より撮影に入っており、12月上旬にクランクアップ、来年3月下旬までに完成させて、5月のカンヌ国際映画祭でお披露目される予定だ。

アッバス・キアロスタミ監督が日本で撮影中の映画『THE END』(原題)に主演する高梨臨

アッバス・キアロスタミ監督が日本で撮影中の映画『THE END』(原題)に主演する高梨臨

写真ページを見る

 高梨は「監督や、スタッフさんとのコミュニケーションを大切にして、いい作品になるようにみんなで頑張りたいです! 自分にこんな大役が果たせるのか、不安もありますが、監督の期待に答えられるように全力で撮影に挑んでいきたい」と意気込む。

 2009年2月から1年間放送された特撮テレビドラマ『シンケンジャー』でブレイクし、ドラマだけでなくバラエティ番組にも活躍の幅が広がり始めたところ。今年7月からはNHK-ACジャパン共同キャンペーン『やさしい森』のイメージキャラクターを務め、来年は映画『生きてるものはいないのか』(石井岳龍監督、2月18日公開)、短編映画集『Abed〜二十歳の恋』のエピソード5『未来』の公開も控える。

 キアロスタミ監督は、『友だちのうちはどこ?』(1987年)、『そして人生はつづく』(1992年)などでイラン映画を世界に知らしめ、『桜桃の味』(1997年)で『カンヌ国際映画祭』の最高賞「パルムドール」を受賞。初めてイラン国外で撮影した長編作品『トスカーナの贋作』(2000年)では、母国フランスはもちろんのこと、世界的な人気を誇る女優ジュリエット・ビノシュにカンヌの主演女優賞をもたらした。

 今作の着想を得たキアロスタミ監督は相手役の日本人男性を広く一般からの公募を含めてオーディションを敢行。1930年生まれの俳優・奥野匡に決定した。ほかに加瀬亮でんでんが出演する。日本での公開は2012年夏予定。

【動画】新作続々!映画予告編⇒


◆映画情報 最新映画ニュース一覧インタビュー バックナンバー


オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索