1989年に『週刊漫画サンデー』（実業之日本社）で連載がスタートした漫画『静かなるドン』（著・新田たつお）の単行本が、25日に発売される最新巻でついに100巻を迎える。今回の第100巻刊行を記念して、東京・新宿の飲食街“思い出横丁”にある『つるかめ食堂』とコラボし、“静かなる丼”と命名された特別メニューも登場。同店の名物メニューである「ソイ丼」をベースに、主人公の白スーツをイメージした白髪ネギを敷き詰め、その上にはトレードマークであるサングラスを模した海苔がトッピングされている。

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　同作は、昼は下着会社の会社員、夜は1万人の子分を持ち任侠道に生きる新鮮組3代目総長という、2つの世界を生き抜く主人公・近藤静也の奮闘劇を描き、ドラマ版はレギュラー放送後にスペシャル版も放送されるなど話題となった。

　現在の累計発行部数は4400万部を突破しており、1994年にはタレント・中山秀征主演で連ドラ化され、その後は2度の映画化もなされた人気作。『ゴルゴ13』（著・さいとう・たかを氏）や『クッキングパパ』（著・うえやまとち氏）といった誰もが知っている人気長寿コミックに続き、連載20年を経て見事その仲間入りを果たした。

　なお、10月25日から11月8日までの2週間にわたり、最新巻の帯に掲載された応募券を同食堂へ持参すると記念丼が無料で食べられる（1日限定50食）。大阪・新世界でも10月29・30日の両日に特別店舗を設置し、新宿と同様のキャンペーンが実施される。