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満島ひかり、役者・海老蔵を絶賛「すごく純粋な方」

 女優の満島ひかりが5日、東京・六本木のビルボードライブ東京で三池崇史監督のトークイベントにゲスト出演し、映画『一命』(10月15日公開)で共演した市川海老蔵について「すごく純粋な方ですよね。本番になると、一瞬で変わる役者さんは初めて見ました」と絶賛した。

三池崇史監督(左)のトークイベントにゲスト出演した満島ひかり (C)ORICON DD inc.

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 同作で海老蔵と満島は親娘役で共演。満島は「8歳しか年は違わないのに、ちゃんと父親に見えました」と感心する一方、「撮影中に赤ん坊が6時間くらい泣いた。海老蔵さんに抱かれると泣くんですよ。俺は無理だ。赤ん坊抱けないと言っていた。最終的には赤ん坊をあやすのが上手になっていましたけど」と海老蔵演じる半四郎の孫、満島演じる美穂の息子・金吾役の赤ちゃんに海老蔵が苦戦していたことを明かした。

 三池監督も「映画を観る前と後で、海老蔵に対する感覚が絶対変わる。それができて俺は嬉しい。個人的な意見では、彼くらい芝居ができるヤツはプライベートで何やってもいいと思う。それぐらい凄い。何が凄いって、自分が目立つのではなく、ほかの共演者、瑛太さん、満島さん、役所広司さんら役者の魅力を引き出す力がある。それは意外だった」などと語り、海老蔵の話題でひとしきり盛り上がった。

 また、映画監督の石井裕也監督と結婚して約1年になる満島は、三池監督から「プライベートは幸せですか?」とたずねられ、「ハイ。おかげさまで」と笑顔を見せると、三池監督は「ムカツくよね。幸薄げで、ひどい人生を送るイメージなのに。幸せそうに笑っているカットにも、その裏にある幸せが消える瞬間が見えてしまうのはなんで?」と嫉妬混じりに追求。

 満島は「役者という仕事を恥じている気持ちもある。フェイクというか、自分自身じゃない時間があることに対して。海老蔵さんが演じる映画の中の父がいて、瑛太さんが演じる映画の中の夫がいて、本物の父や夫に申し訳ないと思うことがある。劇中の人に思いを向けている時間があるなら本物に感情を向けたほうがいいんじゃないかと。だけど、形が嘘だから本物が見えることもあると楽しんでいるところもある」などと語り、「いまのところは役者の仕事が面白い。寛永時代に生きていた人のことを考えるだけで楽しい。しゃべり方って誰が決めたんだ? とか、そういうことを考えると楽しい」と話していた。

 昨年公開の『十三人の刺客』に続いて同作も、50年前に1度映画化されている作品。温故知新ともいえる作品を続けて手がけたことについて三池監督は「新しい時代のものを作るのも、伝統芸能のように模倣していく、かつてあったものを作り直していくことから始まる。オリジナリティなんて小さいことにこだわらない思いきりの良さが必要で、腹を決めて取り組むと、自然にオリジナリティが出てくるというか、自分も忘れたころに見えてきたりする。僕らの知らない次の世代が、50年後にまた映画化した作品を見てみたい」と語っていた。

⇒ 【映画予告編】海老蔵、復帰作で武士の誇りと家族愛を届ける

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  • 三池崇史監督(左)のトークイベントにゲスト出演した満島ひかり (C)ORICON DD inc.
  • イベントの様子 (C)ORICON DD inc.
  • 三池崇史監督(左)のトークイベントにゲスト出演した満島ひかり (C)ORICON DD inc.

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