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『サイボーグ009』の新作アニメ映画、2012年秋公開へ

 石ノ森章太郎のマンガが原作で、1960年代から何度もテレビ、映画でアニメ化された不朽の名作『サイボーグ009』の新作映画の製作が4日、『東のエデン』『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズなどの神山健治監督により発表された。『009 RE:CYBORG』(ゼロゼロナイン リ・サイボーグ)は、舞台を201×年の現代に置き換え、それぞれ特殊能力を持つ9人のサイボーグ戦士の新たな戦いや日常を描く。神山監督は同作で「世界に誇る日本の手描きセルアニメのような3D立体視映像」という新たなアニメ表現に挑む。

神山健治監督が新たに描く『009 RE:CYBORG』2012年秋公開予定 (C)Production I.G (C)石森プロ

神山健治監督が新たに描く『009 RE:CYBORG』2012年秋公開予定 (C)Production I.G (C)石森プロ

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 原作マンガは、1960年代の東西冷戦を背景にベトナム戦争を舞台にしていたが、半世紀が過ぎ、世界情勢は大きく変わった。神山監督による『009』は、サイボーグ戦士が現代を生きていたら、どのような境遇にあるかを描くことから始まるという。彼らの敵ブラックゴーストだったが、現代において敵となるのは何か…。神山監督は「9.11米同時多発テロ事件やそれ以降のアフガンへの報復攻爆、イラク戦争なども参考」に、約1年前に脚本を書き上げ、準備を進めていきた。2012年秋、全国公開の予定で本格的な制作に入る。

 今回、最新の3D技術を用いて、セルアニメのように見えるデジタルアニメを試みる背景には、アニメ業界の若手の人材不足を補う狙いもあるという。神山監督は、セルアニメを生かした作品で世界市場に打って出る意気込みも語っていた。

 この日の製作発表イベントは東京・新宿バルト9に実施され、札幌シネマフロンティア、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、梅田ブルク7、T・ジョイ博多の劇場でも衛星中継された。インターネットの動画サイトでも配信され、「Youtube」で約10万人、「Ustream」で同時視聴数約3300人、累計視聴数約5万5000人、ニコニコ動画79832人が視聴した。

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  • 神山健治監督が新たに描く『009 RE:CYBORG』2012年秋公開予定 (C)Production I.G (C)石森プロ
  • 神山健治監督 (C)ORICON DD inc.
  • 東京・新宿バルト9で開催された製作発表イベントには制作スタッフも登壇し、意気込みを語った (C)ORICON DD inc.
  • 神山健治監督が新たに描く『009 RE:CYBORG』2012年秋公開予定 (C)Production I.G (C)石森プロ
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