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役所広司、「今までと違った特別な映画祭に」 『第24回東京国際映画祭』開催概要発表

 俳優の役所広司が21日、東京・六本木アカデミーヒルズで開かれた『第24回東京国際映画祭』の記者会見に出席した。今回、役所と小栗旬が初共演した映画『キツツキと雨』が同映画祭コンペティション部門に日本映画から唯一出品されることになり、沖田修一監督とともに登壇。役所は「今年の映画祭は今までと違った特別なものになると思う。参加できて嬉しい」と話した。同映画祭は、10月22日(土)から30日(日)までの9日間、東京・六本木ヒルズほかにて開催される。

役所広司 (C)ORICON DD inc.

役所広司 (C)ORICON DD inc.

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 映画祭は、日本で唯一、カンヌ、ベネチア、ベルリンなど世界的に有名な映画祭と同じ国際映画制作者連盟(本部:パリ、世界22ヶ国が加盟)公認の映画祭。世界中から集められた作品のなかから「東京サクラグランプリ」を選出するコンペティションのほか、公開前の話題作をプレミア上映する「特別招待作品」、アジア圏の国や地域で製作された作品を紹介する「アジアの風」、日本映画を海外へ発信していく「日本映画・ある視点」、海外の映画祭で話題になった作品を日本に紹介する「WORLD CINEMA」、自然と人間の共生をテーマにした「natural TIFF」など、さまざまなコンセプトで集められた作品を一挙上映する。

 今年のオープニング作品はローガン・ラーマン主演の『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』、クロージング作品はブラッド・ピット主演の『マネーボール』、特別オープニング作品としてジャッキー・チェン主演の歴史大作『1911』の出品が決まっている。

 また、映画祭を通じて、東日本大震災からの復興を目指した「TIFF ARIGATOプロジェクト」を展開し、被災地での映画上映を行っている「シネマエール東北」などに寄付することを目的とした募金活動、被災地発の映画・映像作品の上映、仙台での出張特別上映会などを行うことも発表された。

 依田巽チェアマンは私見として「福島第一原子力発電所の事故への懸念からか、東京に10日前後滞在しなければならないコンペティションの審査委員の選定が、例年よりも難航した」と明かしたが、『ウォール街』(1987年)などを手がけた映画プロデューサーのエドワード・R・プレスマンを審査委員長に迎え、例年通りコンペを実施し、海外に対する同映画祭の存在感、情報発信力の増大に意欲を示した。

 今回から新たな試みとして、若年層の来場を促進するため、学生は当日券に限り500円で鑑賞できるディスカウントも行う。映画祭の新たな盛り上げ役として、若手俳優の佐藤永典、竹内寿、牧田哲也の3人によるユニット“TIFF BOYS”もお披露目された。

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  • 役所広司 (C)ORICON DD inc.
  • 沖田修一監督とアピール (C)ORICON DD inc.
  • 会見の模様 (C)ORICON DD inc.
  • 『第24回東京国際映画祭』の記者会見に出席した(左から)沖田修一監督、役所広司 (C)ORICON DD inc.
  • 『第24回東京国際映画祭』の記者会見の模様 (C)ORICON DD inc.

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