沖縄県本部町で学生たちが無料で利用できる音楽スタジオ「あじさい村」を創設した仲宗根陽(ひかる)さんの実話を映画化した『天国からのエール』(熊澤誓人監督、10月1日公開)の特別試写会が20日、都内で行われ、主演の阿部寛、ミムラ、桜庭ななみ、特別ゲストとして元WBA世界ジュニアフライ級王者の具志堅用高が舞台あいさつに登壇した。
具志堅が「(出身の)石垣島から出てきた僕も、タダでいいからと銭湯に下宿させてもらい、風呂掃除を手伝いながら(那覇市の)興南高校に通っていたんですよ」と話すと、阿部は「沖縄には支え合う精神がありますよね」と大きく頷いた。用意されたゴーヤーチャンプルーの弁当を具志堅が「味がちょっちゅね」と醤油をかけてパクリと食べるのを見て、阿部は「生で“ちょっちゅね”が聞けた」とオフマイクで小さく喜んでいた。
同作は、近所の高校生たちが放課後にバンドの練習をする場所がないことを知り、自腹を切ってスタジオを建設し、高校生たちに“ニイニイ”と呼ばれて慕われながらも、2009年に他界した仲宗根さんの真実の物語。機材もすべて自由に使っていい条件として、あいさつをすること、赤点を取らないこと、人の痛みがわかる人間になることなどを掲げていた。
阿部は「いままで人に迷惑をかけてはいけないと、人と関わらないように、関わることを避けてきた。この作品を通して、人と関わる人生について勉強になった」。ミムラは「集団生活を営んでいる人間は、人と人がつながることに喜びを感じる生きものだと思う。ひとりが楽と思いがちだが、つながっていることの良さを感じることができた」。桜庭は「夢を追いかけることってすごく大事だな。熱い思いがあれば、きっと夢は叶うと思いました」とそれぞれが作品への思いを語り、「指導者の人に見てもらいたい」(阿部)などと作品をアピールした。
具志堅が「(出身の)石垣島から出てきた僕も、タダでいいからと銭湯に下宿させてもらい、風呂掃除を手伝いながら(那覇市の)興南高校に通っていたんですよ」と話すと、阿部は「沖縄には支え合う精神がありますよね」と大きく頷いた。用意されたゴーヤーチャンプルーの弁当を具志堅が「味がちょっちゅね」と醤油をかけてパクリと食べるのを見て、阿部は「生で“ちょっちゅね”が聞けた」とオフマイクで小さく喜んでいた。
同作は、近所の高校生たちが放課後にバンドの練習をする場所がないことを知り、自腹を切ってスタジオを建設し、高校生たちに“ニイニイ”と呼ばれて慕われながらも、2009年に他界した仲宗根さんの真実の物語。機材もすべて自由に使っていい条件として、あいさつをすること、赤点を取らないこと、人の痛みがわかる人間になることなどを掲げていた。
阿部は「いままで人に迷惑をかけてはいけないと、人と関わらないように、関わることを避けてきた。この作品を通して、人と関わる人生について勉強になった」。ミムラは「集団生活を営んでいる人間は、人と人がつながることに喜びを感じる生きものだと思う。ひとりが楽と思いがちだが、つながっていることの良さを感じることができた」。桜庭は「夢を追いかけることってすごく大事だな。熱い思いがあれば、きっと夢は叶うと思いました」とそれぞれが作品への思いを語り、「指導者の人に見てもらいたい」(阿部)などと作品をアピールした。
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2011/09/20