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液状化の浦安ロケ映画『カルテット』 東京国際映画祭に出品

 東日本大震災で市域の86%が液状化被害を受けた千葉県浦安市で、今年3月下旬から撮影された映画『カルテット!』(三村順一監督)が、ロシアで2年に1度開催される国際芸術祭『第7回ウラジオストク・ビエンナーレ』(9月11日〜15日)で初上映された。さらに、『第24回東京国際映画祭』(10月22日〜30日)の特別招待作品にも選出された。

撮影の大半を液状化の爪痕残る浦安市内で行った映画『カルテット!』が完成

撮影の大半を液状化の爪痕残る浦安市内で行った映画『カルテット!』が完成

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 同作は、『海峡を渡るバイオリン』や『Little DJ〜小さな恋の物語』などで知られる浦安市在住の小説家・鬼塚忠氏の同名小説の映画化。父の失業を機に崩壊していく4人家族が、クラシックのカルテットを結成することによってきずなを確認し、再生していく姿を描く。出演は高杉真宙剛力彩芽鶴田真由細川茂樹ほか。主題歌は、mihimaru GTが新曲「One Time」(発売未定)を書き下ろした。

 当初より、浦安市内で撮影を行う予定で準備を進めていたが、クランクイン直前の3月11日に東日本大震災が発生。制作中止となってもおかしくない状況下で、「こんな時だからこそ、みんなで力を合わせよう」と、3月29日にクランクインした。被災した市民を含め700人以上がエキストラとして参加するなどして話題になった。

 映画『カルテット!』は12月17日(土)より地元・浦安市のシネマイクスピアリにて先行公開。2012年1月7日(土)より全国公開。

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