詩音が活動再開 「やっぱり私には“歌”しかない」

　合成麻薬「ケタミン」を使用したとして麻薬取締法違反（使用、所持）の疑いで2009年に逮捕され、昨年2月、懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受けた歌手の詩音（しおん）が、活動を再開することを13日発表した。「一昨年は、私が犯した罪によってファンの方々や、世間の皆様、スタッフ及び関係者各位に大変なご迷惑をお掛けし、誠に申\し訳ありませんでした」と謝罪するとともに、「アーティスト“詩音”として皆様に認めてもらえるよう、そして今回の様な事が二度とないよう、頑張って行きたいと思っております」とコメントしている。

　詩音は「逮捕されてからこれまでの日々は、後悔と皆様に対する申し訳なさとで一杯で辛い日々ではありましたが、反面、過去の自分を省みる良い時間となり、やっぱり私には“歌”しかないんだ、という事を改めて思い知らされる、深い、意味のある時間でした」と振り返り、「大勢の方々からお叱りや励ましのお言葉を頂けました事、厚くお礼申\し上げます。もう一度頑張る気になれたのは皆様のお蔭です」と感謝の気持ちを綴っている。

　所属事務所によると、判決後約1年半にわたって詩音と話し合いを続け、生活環境を変えたり新たなスタッフを本人につけるなど、弁護士と相談しながら少しずつ新曲の準備などを進めていたという。今回、活動再開にあたり新曲「BELIEVE」と「DESTINY」2曲を7日から順次配信しており、14日から全メディアでの配信となる。