お笑い情報誌『マンスリーよしもとPLUS』誌面にて「よしもとオシャレ芸人ランキング 2011」が発表され、同日、東京・ヨシモト∞ホールで発表\会が行われた。男性部門は昨年2位の又吉直樹（ピース）が初の首位に立ち「オシャレと言われるのは恥ずかしいんですけど、でも良かったです」と照れ笑い。女性部門を馬場園梓（アジアン）が2連覇したほか、ダサい芸人の1位には井上裕介（NON STYLE）が選出。今年3月に行われた『ブサイク芸人』でも1位を獲得しており、“2冠”を達成した井上は「美的感覚が先を行き過ぎていて、皆さん理解できないんです」と訴えかけた。

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　2回目となる同ランキングは今年、各芸人が秋の私服コーディネートで登場しファッションショー形式で順位を発表。自身の持つ怪しげな雰囲気にマッチした古着姿でステージに立った又吉は「恥ずかしー」とタジタジ。ポッチャリ型ながら独自のスタイルを確立したと高評価の馬場園は「スレンダーな女性が増え続けるなか、私のようなポッチャリは希少価値がある。これからも自信を持って過ごしたいです」と笑顔をみせた。

　皮肉にもオシャレ男性の次点には井上の相方・石田明が選ばれ、コンビ間“格差”が生まれたことに「僕は何も努力していなくて。相方の評価が下がると勝手に僕が上がっていく。本当に、相方には感謝しています」と余裕の表情をみせた。

　普段通りのナルシストキャラで登場し、ステージでポーズを決めた井上だが、周りの評価は「滑稽です」（石田）、「前向きで面白い」（又吉）、「一緒に歩きたくない」（馬場園）と散々。散々な言われようもまったく意に介さない井上は「皆さん嫉妬して僕に票を入れたんですね。ひしひしと伝わります」とウインクすると、「最終的に女性をおとすのは“裸”ですから、服なんて関係ないんです。でも、裸だとかっこよすぎてすべての女性が僕に恋してしまうので、服を着ることでかっこよさを“封印”しています」とナルシストぶりを貫いていた。

　今年は芸人からの楽屋投票と一般票のみで集計。この日はほかに小物アイテムが似合う【アイテム部門】も発表され、【ジーンズが似合う芸人】にライセンス・井本貴史、【帽子が似合う芸人】にアームストロング・栗山直人、【メガネが似合う芸人】にオリエンタルラジオ・藤森慎吾が選出された。