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柳葉敏郎、耳の不自由な娘を持つ父親役に挑戦〜娘役に初共演の貫地谷しほり

 俳優・柳葉敏郎が、今冬放送のスペシャルドラマ『花嫁の父』(MBS・TBS系)で主演をつとめることが24日、わかった。耳の不自由な娘と父との心の交流を描いたヒューマンドラマで、娘役には初共演となる貫地谷しほり、その結婚相手には向井理が決定している。『踊る大捜査線』での刑事役をはじめ、ここ数年は医者や国税局の査察官といった権威のある役が多かった柳葉が、どこにでもいる平凡な父親役を熱演する。

SPドラマ『花嫁の父』に出演する向井理、柳葉敏郎、貫地谷しほり(左から)

SPドラマ『花嫁の父』に出演する向井理、柳葉敏郎、貫地谷しほり(左から)

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 美しい風景の広がる新潟県・山古志で闘牛を育てる、誠実で不器用な父・里志と、その愛情を一身に受けて育った耳の不自由な娘・美音を軸に展開される同作。親子が生きる姿を通して、家族を取り巻く人間模様をしっとりと、かつユーモアたっぷりに描いていく。

 主演の柳葉は「普通のことを普通に感じて、普通に表現して、でもそれがものすごく感動的なことなんだよ、というお話。(中略)特別奇をてらわず、当たり前の出来事の中で、人それぞれいろんな気持ちが生まれてくるでしょ、それを見て下さい、感じて下さいね、ということ」と、作品の魅力を語っている。

 娘・美音役を演じる貫地谷は、2007年に放送された朝ドラ『ちりとてちん』(NHK総合)で注目を集め、以降は連ドラ、映画、CMと幅広く活躍。耳の不自由なヒロインを演じるのは今作で2度目となる。自然体、かつ透明感のある演技で、昨年芸能生活30周年を迎えた柳葉とどのような親子像を見せていくのか、期待がかかる。

 プロデューサー・演出を手掛ける竹園元氏は「時代に左右されることなく、芯をもって生きる人々の清々しさ、優しさ、強さに注目して欲しいです」と、キャラクターの魅力を解説。美音の嫁ぎ先となる東京・浅草に住む青年・丸役に、昨年のNHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』でブレイクした向井理、そのほか橋爪功余貴美子など脇を固めるキャスト陣も個性派が集結している。

 今回脚本を手がけた脚本家・井沢満氏が執筆した原作小説『ゆきの、おと〜花嫁の父〜』(講談社)も9月1日に発売。「父と娘」という普遍的なテーマを通じて、それぞれの道を一歩ずつ歩んでいく登場人物達の姿を丁寧に描きだす同作は、MBS開局60周年記念番組にふさわしい、大型ヒューマンドラマとなりそうだ。

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