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強い意志と責任感を胸に…井上真央が照らした『おひさま』

 女優・井上真央がヒロインを務めるNHK朝の連続テレビ小説『おひさま』が23日夜、東京・渋谷の同局内でクランクアップした。戦後復興を明るい笑顔で「おひさま」のように照らした一人の女性を描き、東日本大震災の被災者からも「救われた」との声が多数寄せられた。「また元気になって、ここから前を向いて生きていこうという小さなメッセージを込めた」と小松昌代チーフプロデューサー。何より元気の源となったのは井上だと、小松氏は振り返る。

井上真央主演の『おひさま』がクランクアップ (C)ORICON DD inc.

井上真央主演の『おひさま』がクランクアップ (C)ORICON DD inc.

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 井上が一人で演じたラストシーンの撮影直後に行われたセレモニーでは、夫役の高良健吾ら共演者が花束を渡して祝福。「1年間いろんなことがありました。泣かないつもりだったのに…」と感涙する井上に、小松氏は「本人も泣かないとは言っていたんですが。あんなに話すとは思わなかった」と作り手の想像を超えた感動を感じた。

 新人女優の登竜門と言われている朝ドラのヒロイン。子役時代からの“ベテラン”井上を起用したことがまず大きな反響を呼んだ。女学校時代からラストの30代までを幅広く表現できる、確かな演技力。「いろんな人が巻き起こすことを納めて、黙って聞いて、自分のことのように消化していく役柄。何も言わずに芝居をして、それでいてさらに相手に芝居をさせてしまう女優はほかにいない。彼女じゃなかったらありえない」。

 脚本を担当した岡田恵和氏も井上の芝居に魅了され、筆が止まらなくなってしまった。「放送枠に収まりきらない」と何度も止めに入った小松氏も最後は折れ、「脚本の可能性も広げちゃう女優です」とその存在感に圧倒された。さらに「彼女が現場に来るだけで、ぱーっと柔らかく温かくなる。まさに太陽」と、井上は「おひさま」として現場も照らし続けた。

 半年以上撮り続ける過酷な現場だ。「朝ドラヒロインは必ず2度は倒れると言われていますが、1度も倒れませんでした」。強い責任感で役柄を全うし「とにかく『私に何かあったらこれが止まる』って思っていたようで、毎日平気な顔をして現場に来るけど、本人にはものすごくプレッシャーだったんだと思う」。井上から「いろんな心配事の夢を見る」と打ち明けられたのは、撮影終了の3日前だった。

 ロビーに飾られたコルクボードには、大勢の顔を写したポラロイド写真が貼られている。スタッフの顔を覚えようと井上が昨年の撮影当初から始め、「スタジオの出口で待ち構\えて不意打ちで撮って全部並べていた」のだ。テレビ画面の外でも、隅々まで明るく照らし続けたヒロインの姿がそこにあった。

 長野県・安曇野と松本を舞台に、激動の昭和、戦前、戦中、戦後を懸命に生き抜き、人々を“おひさま”のような明るい笑顔で照らし続けたヒロイン・須藤陽子の半生を描く『おひさま』は10月1日(土)まで放送。

関連写真

  • 井上真央主演の『おひさま』がクランクアップ (C)ORICON DD inc.
  • 夫婦を演じた井上真央と高良健吾=朝ドラ『おひさま』クランクアップセレモニー (C)ORICON DD inc.
  • (左から)永山絢斗、寺脇康文、高良健吾、井上真央、樋口可南子、串田和美、満島ひかり、マイコ、平原綾香 (C)ORICON DD inc.

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