女優の佐藤江梨子（29）が、10月スタートのテレビ東京系深夜ドラマ『ここが噂のエル・パラシオ』に、元伝説の女子プロレスラー兼社長の須弥仙桜花（しゅみせんおうか）役で出演することが22日、わかった。武田航平演じる記憶喪失の軟弱男（主人公・大岡忠輔）を下僕のように扱う女王様タイプの役で、「撮影に向け毎日鍛えてます」と早くも戦闘モードだ。現役レスラーとしても活躍するグラビアアイドル・愛川ゆず季をはじめ、セクシー肉体派女優が脇を固め、女難コメディーを艶やかに彩る。

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　運動神経抜群な美女たちが、かっこよくかつセクシーな格闘シーンを展開する同作は、『月刊少年サンデー』（小学館ゲッサン刊）で連載中のあおやぎ孝夫の同名漫画が原作。交通事故で気を失った“オレ”は、身元引受人となった須弥仙から「リングの上で裁きを下す」という意味で大岡越前から取って「忠輔」と名付けられる。女子プロレス団体「エル・パラシオ」を舞台に、女子レスラーに囲まれた忠輔の“地獄のようなハーレム生活”の様子をコミカルに描く。

　団体社長で鬼コーチも務める佐藤は、プライベートでも友人から「社長になれば？」と言われるといい、自身は「ワンマン社長になりそうで…桜花さんぽいかもしれません」と共通項もあるという。実生活での“下僕”は「いません」。男性に対しては「厳しい時は厳しいですが、好きな人にはとても甘いですよ」と乙女心をチラリとのぞかせる。

　佐藤は2006年まで放送された総合格闘技番組『PRIDE王』（東海テレビ）のナビゲーターをはじめ、かつて『めちゃ×2イケてるッ！』（フジテレビ系）のコーナー「めちゃ日本女子プロレス」にも出演するなど、“レスラー”としての心得も十分。久しぶりの四角いマットに「あまりできない経験なので楽しみ」と期待に胸を躍らせる。

　団体最強レスラーの牧原いつかを演じる愛川は「今まで練習してきたことをドラマ内でも活かせるように頑張ってゆきたいと思いますゆずポ〜ンキック!!」と大張り切り。またフィギュアスケーターでタレントの澤山璃奈が、マットの上で性格が豹変する人気レスラー・棚橋万里子役でドラマ初出演。「氷の上、スケートの時は顔が変わるし別人のようだとよく言われます！ そういう点は、演じる万里子と似ているのかな」と役作りにイメージを膨らませている。クールでストイックな空手仕込みのレスラー・如月冴江役には、空手二段の女優・武田梨奈、弱気でひたむきな現役高校生レスラー・浅野陽向役をグラビアアイドルの中村静香が起用された。

　放送枠は、『嬢王』『マジすか学園』『モテキ』『勇者ヨシヒコと魔王の城』など、エッジの効いた作品が並ぶ「ドラマ24」。森田昇プロデューサーは「ストーリー、ノリ、お色気など、過去の作品を凌駕するものになります。目玉となる美女の格闘シーンはかつてない迫力で、カッコ良くそしてセクシー極まりない映像にしたい」と自信をのぞかせる。

　魔性の女・沢井江利花役を三浦理恵子が務めるなど、華やかな女性キャストも登場予定のドラマ『ここが噂のエル・パラシオ』は10月よりテレビ東京系毎週金曜深夜0時12分より放送。