俳優の役所広司、樹木希林、宮崎あおいらが出演する映画『わが母の記』(原田眞人監督、2012年)が、カナダ・モントリオール世界映画祭(18〜28日)のワールド・コンペティション部門に出品されることが2日、わかった。同映画祭では2008年に『おくりびと』(滝田洋二郎監督)がグランプリを獲得。昨年は深津絵里が『悪人』(李相日監督)で最優秀女優賞を受賞した。今年は、『おくりびと』と同じ松竹の配給作品から、同作と岡田将生と榮倉奈々がダブル主演する映画『アントキノイノチ』(瀬々敬久監督)の2作品が選ばれた。
原作は、没後20年になる作家・井上靖氏(1907−1991)が家族について書いた自伝的小説。老いて記憶が薄れていく母と、そんな母を理解しようとする息子の、家族愛あふれる物語。役所は「光栄に思います。きっと映画祭の観客に楽しんで頂けると信じています」とコメントした。
井上氏は、1950年に『闘牛』で芥川賞を受賞。『蒼き狼』、『敦煌』やNHK大河ドラマ『風林火山』、NHKドラマ『氷壁』などの歴史時代劇、『あすなろ物語』『しろばんば』など、次々と名作を生み出した。初出は47年前の原作『わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜』(講談社文芸文庫所蔵)は、介護や独居老人、無縁社会など、現代社会の問題を予見していたかのような内容で、『クライマーズ・ハイ』(2008年)など、社会派作品で高い評価を得ている原田監督が、今作の脚本を手がけている。
正式出品決定の知らせを受け、16年前にカナダとの合作映画『栄光と狂気』の撮影のため、モントリオールに半年間滞在したことがある原田監督は、「思い出深いモントリオールの、世界映画祭コンペ出品に興奮しています。そこでの観客との出会いが、僕の監督人生のひとつのピークになることを期待しています」と語っている。
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原作は、没後20年になる作家・井上靖氏(1907−1991)が家族について書いた自伝的小説。老いて記憶が薄れていく母と、そんな母を理解しようとする息子の、家族愛あふれる物語。役所は「光栄に思います。きっと映画祭の観客に楽しんで頂けると信じています」とコメントした。
正式出品決定の知らせを受け、16年前にカナダとの合作映画『栄光と狂気』の撮影のため、モントリオールに半年間滞在したことがある原田監督は、「思い出深いモントリオールの、世界映画祭コンペ出品に興奮しています。そこでの観客との出会いが、僕の監督人生のひとつのピークになることを期待しています」と語っている。
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2011/08/03