斉藤朱夏、ソロデビューでさらけ出した弱さ「素顔を見せたかった」

 人気アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』から派生した声優ユニット・Aqoursのメンバーとしても活躍する斉藤朱夏が、待望のソロアーティストデビュー。ステージはもちろん、大ヒットしたソロ写真集などで元気なパワーを炸裂させてきた彼女が、ソロ作品で初めて“本当は弱い自分”を見せた理由とは──?

自分の言葉で伝えられる音楽活動をしたいという思い

──Aqoursのメンバーとしても活躍する斉藤さんですが、ソロアーティスト志向はあったんですか?
斉藤朱夏もともとステージに立つ人間になりたいと思って、小学4年生の頃からダンスを習ってきたんです。そして、Aqoursの渡辺曜ちゃんとしてステージに立つことができました。いつかは自分の言葉で伝えられる音楽活動をしたいという思いもあったので、今回お話をいただき、ソロアーティストとしてステージに立つ夢が叶ったという気持ちです。

──収録曲の全作詞を手がけたハヤシケイ(LIVE LAB.)さんとは、半年以上かけて共に制作をしたとか。どんなやり取りがあったんですか?
斉藤朱夏まず最初に、私が普段から考えていることをノートにまとめてケイさんにお渡しして、そこからいろいろなお話をしました。当初は私の作詞の話もあったんですが、そこまで語彙力に自信がなかったので──。ただ、中学の頃から今もポエムを書くのが好きで、今回お渡ししたノートにも書いていたこともあって。歌詞をステキに作ってくださったのはケイさんなんですが、すべての楽曲に私の言葉や想いを入れ込んでいただいています。

──アルバムタイトルにもなっている「くつひも」は、ちょっぴり甘酸っぱい恋の歌。そんなポエムも書かれたんですか?
斉藤朱夏あくまで妄想ですけど(笑)。こういう少女漫画みたいな世界観が大好きなんです。でもずっと応援してきてくれた方は、びっくりするんじゃないかな。私ってサバサバしているとか、男っぽいとか、芯が強いイメージがあるみたい。だけど本当は乙女チックだし(笑)、すごく弱い人間だし──。ソロアーティストとして活動させていただくにあたって、今まで見せたことのない本当の自分をさらけ出したいと思って、その象徴的な楽曲として「くつひも」をタイトルに持ってきました。

レコーディングの帰りに大泣きしたことも

──ソロ作品を制作する過程では、自分と向き合う時間も多かったと思いますが、今まで気付かなかった自分の発見はありましたか?
斉藤朱夏今まで役と向き合ってきたぶん、あまり自分と向き合ってこなかったんです。それと、小さい頃から大人と関わってきたからか、いつもどこか仮面をかぶっているというか、本当の自分を出してはいけないと思い込んでいたところもありました。でもソロ活動をするときに、ウソの自分でいたら何も伝わらないなって──。基本的に私は強い人間だと思われているみたいなんですが、本当は「強くいなくてはいけない」と自分で自分に言い聞かせていたところが大きかったことにも、今回の制作過程で気付かされました。
──制作過程で“本当は弱い自分”が現れたということですか?
斉藤朱夏レコーディング中は、笑っているよりも泣いている時間のほうが多かったです。今までは1人でいるときも、たとえ泣きたくなっても「泣いちゃダメだ」と上を向くようにしていたんです。もちろん、人前や現場で泣くなんてありえないことでした。だけど、今回は1曲1曲レコーディングするたびに、泣きたくなる気持ちが押し寄せてきて。1つはプレッシャーですね。ずっと夢だったソロデビューだから絶対に妥協はしたくない。だけど自分の力のなさを痛感する場面もあって、「わかっているのに、どうしてできないんだろう」と、ポロリとこぼれてしまったときもありました。自分と向き合って確立するしかないんですよね。それってすごく心細くなる瞬間もあって、レコーディングの帰り道に大泣きしたこともありました。でも思う存分泣くとモヤモヤが晴れるんです。思いっきり泣いた翌日のレコーディングでは、「よし、昨日できなかったここに挑戦してみよう!」と気持ちも新たになって。その積み重ねで、どんどん自分も歌も変化していけたので、あの涙はムダじゃなかったと思っています。

提供元: コンフィデンス

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