新木優子、普段の私は「男っぽい性格」 クールな元ハッカー役好演し「ドラマ賞」受賞
決死のアクションに挑戦!『CRISIS』は非常に思い出深い経験
新木 女優として賞をいただくのは初めてのことなので、こんなに素敵な賞をいただくことができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!
――『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』では、元ハッカーのクールな捜査員・大山玲役を好演されました。主演の小栗旬さんをはじめ、西島秀俊さん、長塚京三さんなど、そうそうたる俳優陣との共演となりましたが、いかがでしたか?
新木 すごく緊張しましたが、特捜班の中でも紅一点の存在ですし、元ハッカーという役柄的に何ごとにも物怖じしないというか、どっしりと構えていないと!と思っていたので、画面にその緊張感が出ないようにと意識していました。
新木 そうですね、第1話からたくさんのアクションに挑戦しました。撮影の中で特に印象に残っているのは、公安機動捜査隊特捜班のメンバー5人揃ってのアクションシーンを展開した第8話。“チーム感”が感じられて、私自身好きなシーンでもあります。こういったチームでのアクションシーンなど、先輩俳優のみなさんとの共演、撮影からは得るものがとても多く、私にとって非常に思い出深い経験となりました。
新木 私の中で、ハッカーは手先が器用というイメージがあったので、(パソコンの)キーボードを打つ所作など、いろいろと研究しながら演じていました。キーボードは少し変わった叩き方のほうが、クセのある人物に見せることができるなと思い、豪快に叩いたり、その時の細かい指の上がり具合だったりは気をつけました。ハッカーとしても少し成長できたかなと思います(笑)
――演じるにあたって、参考にした映画やドラマはありますか?
新木 登場キャラクターの特徴をつかむという意味でも、これまでの金城さんが手がけた作品を観させていただきました。14年4月期のドラマ『BORDER』(テレビ朝日系)の中に、大山玲に近しいイメージの登場人物がいたので、それも参考にしながら、どのように演じていこうか演技プランを考えました。
普段の私は、周りから男っぽいと言われるような性格
新木 そうですね。私に見えないという声を、すごくたくさんいただきました。それはしっかりと演じきれたという証だと思うので、すごく自信になりました。またこれまでは、同性から反響をいただくことが多かったんですが、今回は男性からも「かっこよかった」と言っていただいて、嬉しかったですね。
――『100万円の女たち』では一変、“世界的な大女優”開菜々果という、可愛らしさや色気、狂気を秘めた女性を好演されました。
新木 普段の私は、周りから男っぽいと言われるような性格なので、どちらかというと『CRISIS〜』の大山玲のほうが、自分に近いキャラクターだと思っていて。なので、菜々果を演じるにあたっては、どうやったらふんわりとした女性らしさが出せるか、悩みながら工夫しながら撮影に挑みました。
――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします。
新木 今回このような素晴らしい賞をいただき、本当に嬉しく思います。対照的な2役を評価していただけたことは、今後の大きな自信になりました。これからもいただいたお仕事1つひとつを自分の成長に繋げていきながら、精進していきたいなと思います。今後も温かく見守っていただけると嬉しいです、よろしくお願いします。