■これまでのあらすじ
妻の物は自分の物だと考える夫が、妻の実家から贈られたベビーベッドを勝手に義弟にプレゼントしていた。それは妻が妹に渡すつもりでいた大切な物。それを義弟は売ってしまったという。夫は「たかがベビーベッド」だと言うが、夫にとって妻は所詮その程度のものなのだ。
見栄っぱりでセコい夫に我慢ならなくなった私は、弁護士事務所で働く友人の樹里を頼ることにしました。
樹里は教えてくれました。結婚前の貯金や、親からもらったお祝いは「特有財産」といって、原則私のものだと。夫に取られる筋合いは、最初からなかったのだと。
「ねぇ早苗、取られたのはモノじゃない。あなたの尊厳なんだよ」
その言葉が、胸に刺さりました――そうか、だから苦しかったんだ。
その夜、酔って帰った夫が「お前の親から金を出させろ」とぼやく声を、私はスマホで静かに録音していました…。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています
※作:フィクション・スタジオ