これまでとは一味違う
注目すべきは、シャシー性能と先進運転支援システム(ADAS)の大幅な進化。BMWの基幹モデル「5シリーズ」が7代目にフルモデルチェンジ。G30系と呼ばれる新型の実力を、3リッター直6ターボモデルで試した。
最大で100kgの軽量化を実現
昨年フルモデルチェンジを受けた「メルセデス・ベンツEクラス」から1年を置くことなく発表された新型BMW 5シリーズ。これまでのF10系からG30系へと、形式名称も新世代のアーキテクチャーを物語るものへと改められ、中身の進化も大いに期待されるところだ。
その象徴的なエンジニアリングとして挙げられるのはシャシーの進化だ。2015年に導入されたG11系「7シリーズ」では、ピラーの芯材をカーボンに置き換えるなどして先代比で最大130kgの軽量化を達成していたが、新しい5シリーズではコストや生産効率の問題もあり、カーボンコアの採用は見送られた。それでもボンネットやトランクリッド、ドアなどのフタ物や、エンジンクロスメンバー、リアサイドメンバー、ルーフなどの構造材にはアルミを、インパネサポートにはマグネシウムを用いるなど、材料置換が隅々に行き渡っており、タイヤやホイールなどのバネ下部、内装ライナーなどの事細かな減量ともあいまって、従来型比で最大100kgの軽量化を達成したという。日本仕様の詳細は未発表ながら、F10系「523i」の車重から推するに同等のパワートレインを搭載するだろう新型の車重は1.7t前後、同様のライトウェイトデザインを採用する現行メルセデス・ベンツEクラスとほぼ同等に収まると思われる。
ちなみに新型5シリーズの車寸は全長4936mm、全幅1868mmと、従来型比で若干拡大。全車にグリルシャッターを備えるなどして稼ぎ出した0.22のCd値は、Eクラスをわずかにリードするものだ。...