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絶品海の幸を求めて三陸・女川を列車で旅しよう〜JR石巻線乗り撮り歩き


三陸海岸の最南、宮城県牡鹿半島の付け根に位置する女川(おながわ)町。東日本大震災を経て、新しいまちづくりが現在進行中…。機能的な新駅舎とプロムナードが整備され、名産の牡蠣をはじめ、地元の新鮮な海産物が、とても気軽に味わえるようになりました。その女川町へと延びているのが、JR石巻線。車窓には、穏やかな海と牡鹿半島の風景が展開します。絶品の海の幸を求め、ローカル線に揺られて女川へ出かけてみましょう。

石巻から女川へ〜万石浦と牡鹿半島の峰を望む

写真:もんT

今回の旅の起点となるのは、石巻駅。石巻へは、仙台駅からは仙石東北ラインの快速に乗ると、1時間弱で到着。ここで、石巻線の女川行きに乗り換えます。終点の女川駅までは、さらに30分弱の旅です。両方の列車とも、日中の運転間隔は、およそ1時間に1本。列車の時刻をチェックしてから出かけましょう。
石巻線は、内陸の小牛田(こごた)駅から石巻市を経て、女川町へと向かう路線。小牛田から石巻の内陸の区間は、東日本大震災後、震災がれきを運ぶ貨物列車が走り、沿岸地域の復興に陰ながら大きく貢献しました。復興に思いを寄せながら、女川へと向かいます。

写真:もんT

石巻を出て4駅目、沢田駅の辺りからは、進行方向右手に万石浦(まんごくうら)が広がります。内海のため、ほとんど波がない穏やかな海が広がります。このような海で、おいしい牡蠣が育つんですね。かなたに牡鹿半島を見ながら、次の浦宿(うらじゅく)駅までは海岸沿いを走ります。

復興のシンボル・女川駅から太平洋を望む

写真:もんT

浦宿駅からはちょっとした山越え。牡鹿半島の付け根部分を横断すると、終点の女川駅に到着です。震災前は、駅は海岸近くにありましたが、旧駅舎は津波により流出…。かつての場所よりも200mほど内陸の、かさ上げされた地盤の上に、駅は移転しました。震災後およそ4年間、ここ女川駅への鉄路は不通となっていましたが、2015年3月に復旧しています。

写真:もんT

新駅舎は、建築家の坂茂氏による設計。羽ばたくウミネコがモチーフになっています。駅舎2階には、町営の日帰り温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」。この温泉施設も、かつては駅横にあったもの。津波で跡形もなくなりましたが、こうして駅と共に復活しました。駅舎は、まさに復興のシンボルとなっています。
「女川温泉ゆぽっぽ」は、朝9時から夜9時まで営業。毎月26日と2月6日は「ふろの日」ということで、入浴料が半額です!また、時間がないときは、足湯がおススメ。こちらは無料です。
<女川温泉ゆぽっぽの基本情報>
住所:宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原1-10
電話番号:0225-50-2683
アクセス:JR石巻線女川駅2階
営業時間:9:00〜21:00(入館は20:30まで)
定休日:第3水曜日
利用料金:大人500円、小人(小学生)300円、幼児無料

写真:もんT

駅舎の3階部分は展望台。ここは津波が来た時の緊急の避難所も兼ねています。展望台からは、駅前からのびるプロムナード、そしてその先には女川湾と太平洋が一望。ウミネコの大きな翼のような屋根に覆われているので、雨天でも、炎天下でも、くつろげます。

海の幸を求めて新しい町を歩いてみよう!

写真:もんT

新しい町へとさっそく繰り出してみましょう。駅前から海へと向かう散歩道の一帯は、「シ―パルピア女川」という商店街。のんびりとお散歩したり、ベンチでくつろいだり、思い思いに時間を過ごせます。ここは町民のみなさんが集う商店街であると同時に、観光客向けのお店も集まるスポットです。

写真:もんT

この中で特に賑わっているのが、観光物産施設「ハマテラス」。新鮮な海の幸を扱う飲食店や土産物店が集まっています。一番のおススメは、やはり牡蠣でしょう!写真は、ハマテラスの中のシーフードのお店「Gozainn(ございん)」の焼きかき。大粒でプリプリの焼きかきが、3個で500円。LINE@で友だち追加しておくと、会員価格で450円になります。
この他にも、新鮮な海の幸がとてもリーズナブルな価格で味わえます。列車で来れば、ちょっと1杯、おいしいお酒も、合わせていただけますね。休日は待ち行列ができることもあるので、帰りの列車の時刻を計算に入れて楽しんで!
<Gozainn(ございん)の基本情報>
住所:宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原1-34 ハマテラス2
電話番号:0225-53-2376
アクセス:JR石巻線女川駅から徒歩4分
営業時間:10:00〜20:00
定休日:不定休

まちづくりはこれからも続く…

JR石巻線の終着駅・女川への旅。鉄道が復旧し、新しい駅と町がつくられ、賑わいが戻りつつあります。女川は、東京や仙台から最も近い三陸の町。鉄道利用で訪問できるので、ぜひ気軽に足を運びたいですね。特に新鮮な海の幸は絶品。おいしい食にこだわった旅が楽しめます。震災の遺構もこれから整備が進む予定…。震災について学ぶ機会にもなるでしょう。よみがえった終着駅・女川へ、ぜひ出かけてみてください。
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
女川温泉ゆぽっぽ
http://onagawa-yupoppo.com/index.html
シ―パルピア女川
http://onagawa-mirai.jp/seapalpier
Gozainn(ございん)
http://gozainn.com/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
もんT

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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