中小企業の社長が信頼できそうな人を大企業からヘッドハンティング!ところが仕事をやらせたら期待外れ。「うちは中小企業だから何でもやる気概で仕事をしてほしい」と言っても、「その仕事は平社員にやらせるべきだ」と他人に押し付けてトラブルに…!(写真はイメージです) Photo:PIXTA
1年前、社長自ら口説いて部長待遇で迎え入れた元銀行員の二見部長だが、入社してみると実務が全くできず、社長の頭痛のタネと化していた。ある時、二見部長の強引な提案でコンサルタントを雇うが、半年ほどで税理士から「コンサル料が高すぎる」との指摘を受ける。社長が契約解除を伝えると、二見部長は抵抗するが…。(特定社会保険労務士 石川弘子)
自分の右腕になってほしい!
元銀行員を口説き落としたが…
一瀬社長は、二見部長のことで頭を悩ませていた。1年前、銀行に勤めていた二見を「自分の右腕になってほしい」と社長自ら口説いて引き抜いてきたが、仕事が全くできないことが判明したのだ。ワードやエクセルなどの簡単なPC操作もままならず、何かを依頼しても、「それは私がやるべき仕事ではない」と言って他人に押し付けるありさま。
そこで銀行員なら、せめて数字には強いかと思って経理をやらせてみた。ところが、二見部長は仕訳が分からないし、請求書を作成させると間違う始末…。...
石川弘子