雨に踊れば
来月(2019年1月)に迫った正式発表を前に、トヨタが新型「スープラ」のプロトタイプ試乗会を開催した。そこで語られた新型のキャラクターとは? 実際のドライブフィールは? webCG編集部員が、速報でお届けする。
まだカムフラージュは外せません
トヨタが「直6エンジン・後輪駆動」にこだわり、BMWとの協業でもって復活させた高性能スポーツカー、スープラ。正式発表は2019年の北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)なのだが、期待にモンモンとして過ごす業界関係者に気を使ってか、千葉は袖ヶ浦フォレストレースウェイでプロトタイプによるプレ試乗会が催された。
これまでのところ「『BMW Z4』とコンポーネンツを共有する」こと以外の詳細は伏せられており、今回もスペックなどは一切明かされなかったが、それでもおおまかなキャラクターについては語られた。いわく、世界の名だたる2シータースポーツカーの中でも群を抜いてワイドトレッド&ショートホイールベースで、水平対向エンジンを搭載した「トヨタ86」よりも重心が低く、スチールとアルミを使用した車体の剛性は、カーボンボディーの「LFA」より高いとのこと。
聞けば聞くほど、「さぞや刺激的な走りを披露してくれるのだろう」と胸がトキメクところだが、当日の袖ヶ浦フォレストレースウェイはものの見事に雨。小生、自慢じゃないけど袖ヶ浦を走るのはこれが初。乗るのは(たぶん)300psオーバーのがちんこスポーツカー。なかなかにシビれる展開である。同業者が見守る中、クラッシュだけはゼッタイすまいと心に誓ってピットレーンから出撃する。
走りだしは非常に好印象。エンジンフィールはいかにも直6といったスムーズな吹け上がりと、誰もがナットクしそうなステレオタイプの快音が魅力。なんと表現すればよいのでしょうね、直4的ツブツブ感のないこの感じ(あれはあれで好きなんだけど)。エンジンフィールについて「シルキー」って言葉を初めて使ったジャーナリストはホントに文学者だと思う。...