納得させられる
単純に言えばBMWの「X4」は、「X3」のクーペ版だ。X3が最高出力326psの3リッター直6ディーゼルターボの「M40d」をトップモデルとするのに対して、X4は360psの3リッター直6ガソリンターボエンジンを搭載した「M40i」がトップに位置する。両モデル、それぞれの狙いはどこに?
早々とモデルチェンジ
ついこの間発売されたばかりと思っていたのに、もう2代目X4の登場である。何しろ、最初のX4の発売は2014年だったから、普通よりもかなり短いインターバルでのずいぶんと早めのモデルチェンジには違いない。
ベースモデルたるX3のモデルチェンジに伴ってのことだろうが、後発のメーカーの追い上げに対して陣容を整える狙いもあるだろう。これまではSUVに手を出さなかった“新参メーカー”が、続々とスポーティーなSUVを投入してきているのはご存じの通り。それに対して、1999年に「X5」でオンロード・オリエンテッドな高性能SUVジャンルを開拓した先駆者であるBMWが、手をこまぬいているわけにはいかないのだ。
今や「X1」から「X6」まで隙なくそろえるBMWのラインナップには、さらに間もなく、最も大きなサイズを持つフラッグシップSUVである「X7」が加わるといわれている。このうち奇数番号モデルをBMWは「SAV(スポーツ・アクティビティー・ビークル)」と称し、偶数番号モデルをクーペスタイルの「SAC」、すなわち「スポーツ・アクティビティー・クーペ」と呼んでいる。コンパクトなクラスから3列シートのフルサイズモデルまで、しかもスポーティーなクーペSUVも要所に配し、水も漏らさぬ布陣で後発メーカーを迎え撃つ構えである。...