ため息が出る
精神的支柱は「Sクラス」かもしれないが、メルセデス・ベンツの販売の柱といえば「Cクラス」をおいてないはずだ。そのCクラスがマイナーチェンジを受けた。電動化モデルも投入された改良型の出来栄えを、雨の軽井沢で試す。
目に見えない変更点が6500
7月にオープンしたばかりの軽井沢のホテルに大勢のモータージャーナリストを招き、新型Cクラスをズラリとそろえた大がかりな試乗会である。気合の入りようから、メルセデス・ベンツがCクラスをいかに重要と考えているかが伝わってきた。2014年にデビューした現行モデルは、「セダン」と「ステーションワゴン」を合わせて累計6万9000台が日本で販売されたという。SUVが売れ筋になろうとも、メルセデス・ベンツの屋台骨となっているのはオーセンティックな車型なのだ。
今回のマイナーチェンジでは「クーペ」と「カブリオレ」を含む4バリエーションが同時にリニューアルされたということで、試乗会場には「C63」シリーズ以外のすべてのモデルが集められた。ボディータイプが4種類にパワーユニットも4種類あるから全モデルには乗れない。クーペとカブリオレはどちらかしか選べなかったので、残念ながらオープンモデルの試乗はできなかった。
6500にも及ぶ改良点があるというが、目に見える部分は少ない。エクステリアデザインはほとんど変わっていないのだ。現行型のスタイルが好評で、むやみにイジる必要がなかったということだろう。基本デザインがダメだと、マイチェンで手を加えてさらに悪化するものだ。細かい変更はあって、わかりやすいところでは「AMGライン」にダイヤモンドグリルが採用されている。セダンのリアコンビネーションランプは「C」の文字をモチーフにしたデザインになった。
インテリアや安全装備などさまざまなところに手が入れられているものの、最大のトピックはパワーユニットの進化だろう。中でも注目されるのは「C200」で、従来の2リッターターボから1.5リッターターボへと変更されている。排気量は下げられたが、新たにマイルドハイブリッドを採用している。...