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アストンマーティンDB11ヴォランテ(FR/8AT)【試乗記】


季節の移ろいを感じながら

「アストンマーティンDB11ヴォランテ」に試乗した。その成り立ちを少々乱暴に表すならば、「V8クーペ」のオープントップモデル。しかしながらヴォランテは、クーペとも「V12」とも違う楽しみ方ができる、独自の魅力を備えたクルマに仕上がっていた。

筆者の“ベスト・オブDB11”は!?

デビュー当初からのDB11 V12にも乗った。後に追加されたDB11 V8のステアリングも握っている。そして最新のV12搭載モデルであり、これからのV12搭載DB11のスタンダードとなっていく「DB11 AMR」にも試乗した。ついでにいうなら、微妙にチューニングは異なるものの同じV8ユニットを積む「ヴァンテージ」も、たっぷりと体験している。そして今回、これで何度目だろうか? あらためてDB11ヴォランテを走らせた。さて、その中のベストはいったいどのモデルなのだろう──?

ヴァンテージは従来よりもさらにDBシリーズとの性格の違いが際立ったモデルへと変貌を遂げているからともかくとして、これまでDB11はそのラインナップ内でどれを選ぶかがちょっとばかり悩ましいモデルであった。なぜならば、V12とV8とではパフォーマンス的には目を見張るほどの大差があるわけではなく、最高速や0-100km/h加速はV12が勝ってはいるものの、日常的に走りを楽しめる領域ではその差はほとんど感じられず、むしろ鼻先が軽くてハンドリングに優れるV8モデルの運動性能のよさが光る場面が多かったりもする。もちろんV12の与えてくれる饒舌(じょうぜつ)な官能性は街中を軽く流すようにして走っているときですら強く心に訴えかけてくるところがあって、常にクルマと情を交わしていたい向きには圧倒的にV12、ではある。けれどV8に対して250万円ほど高価でもある。

が、そこは決着がつくことになりそうだ。DB11 V12がDB11 AMRへと進化したことで、通常領域ではV8との差が分かりにくいくらいに運動性能が向上しているし、エンジンが+31psのパワーを得るなどさまざまな部分に手が入ったことで、国内での販売価格もさらに開くことになることが予想できるからだ。

ならばDB11 V8と同じパワーユニットを積んだDB11ヴォランテはどうなのか。実のところ、ヴォランテこそが僕の中でのベスト・オブDB11だったりするのだ。...

提供元:webCG

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