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BMW C400X(MR/CVT)【レビュー】


これまでの常識は通用しない

BMWがスーパースポーツやアドベンチャーモデルの知見を投入して開発した「C400X」。アーバンモビリティー市場への参入をもくろむドイツの雄の切り札は、350ccクラスの“スクーター”でありながら、走る楽しさに満ちた一台に仕上がっていた。

“スクーター=つまらない”という固定観念を覆す

BMW C400Xには、良い意味で期待を大きく裏切られた。スクーターは機能とパフォーマンスの割り切りが明確で、それが“コミューター”をうたうものであれば、そのベクトルはライダーを満足させるものではない場合が多い。しかしBMWは、「C400XはA地点からB地点までを移動するためだけの道具ではない」と明言した。バイクらしい乗り味と操る楽しさを持ち、さらにスマートフォンを介して車体とライダーをリンクさせることで、新しいバイク体験を創造するためのプロダクトだと。

したがって、バイクのようなライドビリティーを追求して排気量や車格を決定し、エンジンの出力特性および車体を造り込んだという。もちろん、日本やアジアにおけるスクーター市場の、車体もエンジンもコンパクトな150ccクラスへと向かうトレンドとは異なる思考で開発されている。開発陣も「メイン市場は欧州だ」と述べていた。

排気量250cc以上のミッドサイズスクーター市場は、欧州がその中心だ。移動手段としてその地位が確立され、ラグジュアリー志向のユーザーも、スポーツ志向のライダー&ドライバーも、スクーターを日常的に愛用している。したがって、その選択眼は厳しい。しかしC400Xを試乗した印象からすれば、このバイクは彼らを納得させるに十分なフィーリングを有していた。...

提供元:webCG

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