「たった1分の音読で、英語がスラスラ話せる。英語4技能も伸びる」。
「そんなバカな!」と思うかもしれないが、事実だ。
今、『1分間英語音読』という本が発売即重版となり、話題になっている。著者は東進ハイスクール英語科講師の大岩秀樹氏。1分間英語音読とは、「1分と時間を区切り、中学レベルの基礎英文を繰り返す」音読法だ。
音読する英文に英語4技能(Reading・Listening・Speaking・Writing)すべてに欠かせない文法事項が盛り込まれており、「やればやるほど英語力が伸びる!」を実感できる構成になっている。大岩氏の特別インタビューを公開する(構成:中村明博)
なぜ英語が話せないのか?
「あなたはすでに英語が話せる」「中学英語ができれば英語は話せる」というフレーズをよく見かけるようになりました。
でも、「現実的には話せない」という方もいるはずです。そういった症状に苦しまれている方は、一度、持っている英語の知識をすべて捨てたほうがいいかもしれません。
なぜなら、「使いこなせないほど複雑、かつ余分な知識」こそ、英語が話せない元凶だからです。
言葉を話すのは何のためでしょうか?
言葉の最も重要な役割は「思いを伝え合う」ことではないでしょうか。しかし考えてしまうわけです。
「どう言えば丁寧になるのか」
「どう言えば子どもっぽくないのか」
「どう言えば知的に聞こえるか」
もちろん知らなければ無視できるはずです。しかし、我々は学校の授業でwouldやcouldを使えば丁寧になるなどの知識を習ってしまっています。
結果として迷いが生じ、口から出てこないのではないでしょうか。
たとえるなら、エンピツしかない状態で絵を描けばエンピツの黒1色で濃淡を付けるなど「工夫」をしながら絵を描くのに対し、100色の色エンピツを持った瞬間に、考え込んでしまって全く絵が描けないようなものです。
もちろん100色を使いこなせれば素晴らしい絵が描けますが、それには時間がかかる。英語も同じです。
まずは「基本的な英語の語順」「時間表現」など、本当に基本のものだけを押さえて、知っている表現で「思い」を表現すればいいと思いませんか?
昔、通訳をされていた先生が下記の例題をこう通訳されていました。
【例題】
(ある母親の発言)
「うちの息子が今度、留学することになって、アメリカでホームステイさせていただくことになりました。何か日本的なものを持っていったほうが、相手の家族が喜ぶんじゃないかと思って探しに来たんですけど、何かいいものありますか?」
(先生の通訳例)
「She wants a souvenir.(彼女はお土産を欲しがっています)」
下手に知識を持っている我々は、100色の色エンピツをなんとか使おうと考えてしまいがち。でも最初は、先生の通訳例のような黒1色の表現でいいのではないでしょうか。
まずは思い切ってすべてを捨てて0から始めてみる。これが、実は一番の近道なのではないでしょうか。
参考記事
★1日1分の習慣で英語が話せる!「1分間英語音読」とは?
★英語の「語順」がわかる!「語順音読」で効果的にマスター!
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