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ホンダCB1000R(MR/6MT)【レビュー】


「CB」ってなんだっけ?

スーパースポーツの心臓を持つ、走りのネイキッドモデル「ホンダCB1000R」。軽快なボディーと145psのエンジンが織り成す走りは見事だったが、リポーターはこのバイクに太鼓判を押さなかった。ホンダ最新の「ネオスポーツカフェ」に欠けていたものとは?

バイクそのもののデキは素晴らしい

なにより見た目にほれ込んだなら、そのライダーにとってCB1000Rは最良の選択になるはずだ。車体は軽く、ライディングポジションもコンパクト。145psの最高出力に物足りなさを覚える状況があるとは思えず、スロットルレスポンスやパワーを切り替えられるライディングモードを活用すれば、ドライでもレインでも、街中でもワインディングロードでもストレスなく走らせることができる。

ハンドリングもいい。ステアリングまわりの安定性を重視した味つけが施され、荷重を意識しなくてもフロントタイヤには常に一定の手応えがある。車体をバンクさせていく時も接地感は高く、自然な舵角を伴いながらきれいなコーナリングの軌跡を描くことができるはずだ。

また、各部の質感も高い。燃料タンクの滑らかな造形、差し込んだ光が稜線(りょうせん)のように反射するつややかな塗装、ヘアライン加工が施されたアルミパーツなどなど、オーナーの所有欲をくすぐるツボがしっかり押さえられている。

総じてCB1000Rは“いいバイク”である。のべつまくなしなにかが光っているメーターだけが妙にケバケバしいものの、見た目は清楚(せいそ)で中身も誠実。「コレ!」と決めたら他のバイクのことなど目に入らない一本気なライダーにとって、CB1000Rとのバイクライフは満ち足りたものになるはずだ。

一方で、アッチもコッチも気になる迷い多きライダーにとっては、その限りではない。最も悩ましい問題は、163万6200円という車体価格をどう見るか、である。

というわけで、ここから先はいくつかのバイク名とその価格を羅列することになる。多少の予備知識が必要かもしれないが、ちょっとガマンして読んでいただきたい。...

提供元:webCG

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