• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)

ポルシェ911 GT3 RS(RR/7AT)【海外試乗記】


喜びに打ち震える

991型「ポルシェ911」の集大成ともいえるスペシャルモデル「GT3 RS」に、ニュルブルクリンクGPコースで試乗。軽量ボディーに歴代GT3 RS最高となる520psの自然吸気エンジンを載せたマシンは、緊張感と高揚感をドライバーにもたらした。

そろそろ伝統を語っていい

GTプロダクトラインマネジャーのオリバー・ベルグ氏によれば、イメージカラーの鮮やかなグリーンは、開発テストのため訪れていたニュルブルクリンクでたまたま黄緑色の74年式「911カレラRS 3.0」を見かけたことがきっかけで、新たに設定することにしたのだという。色味は「当時の色と98%同じです」とも。

ボディーサイドの「GT3 RS」のストライプだって、あらためて説明するまでもなく伝説の1973年式「911カレラRS」のそれがモチーフだ。ポルシェの歴史には、こうやって引き出してきて使える、そしてファンが狂喜すること間違いなしの伝統を想起させるアイデアのストックが本当にたくさんある。

GT3 RSというモデルも、そろそろ伝統を語ってもいい頃合いとなりつつあるのかもしれない。初代モデルはタイプ996後期型の時代である2003年にデビュー。つまり今年は15周年の節目に当たる。それ以降、ポルシェ カレラカップ用レーシングカーのベース車となるレース直系の911として、そして自然吸気911のトップパフォーマンスモデルとして歴代モデルにラインナップされてきたことは、ファンならば誰でも知っての通りだ。

そんなGT3 RSモデルの最新型は、スポーツカーのパフォーマンスの指標となるニュルブルクリンク北コースで6分56秒4という、先代から実に24秒も速いラップタイムを記録する、すさまじいパフォーマンスを引っ提げてデビューした。この速さがどれだけのものかは、あの「918スパイダー」の記録が6分57秒7だと聞けば、すぐに理解できるだろう。...

提供元:webCG

あなたにおすすめの記事

オリコントピックス