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KTM RC390/390デューク/1290スーパーデュークR【試乗記】


欧州最大勢力の本気

スポーツバイクのメーカーとしてはヨーロッパ最大の規模を誇り、モータースポーツの場でも華々しい活躍を見せているKTM。サーキットで試乗した「RC390」「390デューク」「1290スーパーデュークR」の3モデルに、欧州の雄の底力を感じた。

“競走”が好きすぎる

KTMがラインナップする大中小のモデルのうち、“中”に属するRC390と390デューク、そして“大”のなかでも最大にして最速の1290スーパーデュークRの試乗記をお届けしたい。

とその前に。二輪好きの間でも意外と知られていないのがKTMというメーカーの実態だ。マニアックなバイクフリークが行き着くブランド。そんなイメージが日本では根強いものの、2017年の世界総販売台数は23万9000台を突破。小型スクーターで数を稼ぐピアッジオなどを除くと、今やヨーロッパNo.1のスポーツバイクメーカーとして君臨している。小排気量の競技車両も含むとはいえ、この数字はあのドゥカティの5万6000台やBMWの14万5000台を圧倒しており、かつ今も躍進を続けているのだ。

しかも、1991年に一度倒産しながら程なく復活を果たし、現在はスウェーデン生まれのハスクバーナを傘下に収めるほか、レース部門、スポーツカー部門、ラジエーター部門、サスペンションブランドのWP、インダストリアルデザインを手がけるキスカ・・・・・・といった幾多ものグループから成る巨大企業へ成長。なかなかの底知れなさを持つ。

そんなKTMは修理工場としてオーストリアで設立され、1953年から二輪の製造を開始している。主にモトクロスやエンデューロ、ラリーといったオフロード界で名をはせ、直近でも2017年の世界モトクロス選手権(MXGPクラス/MX2クラス)とエンデューロ世界選手権(Enduro2クラス)、そして2018年のダカールラリー(17連勝中)を制するなど、圧倒的な強さを披露。その一方でロードレースの世界にも進出し、今ではMotoGP世界選手権において、MotoGPクラス、Moto2クラス、Moto3クラスのすべてにファクトリーチームを送り込む唯一のメーカーとして一大勢力を築いている。

社是に「レース上等!(=READY TO RACE)」という標語を掲げるほどに競技色が強いメーカーながら、近年はストリートモデルも積極的に手がけている。その代表格が、今回紹介する「RC」と「デューク」なのだ。...

提供元:webCG

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