新しい片づけ術として一世を風靡した「断捨離(だんしゃり)」ですが、「モノが片づいてスッキリした!」は「断捨離」の入口にすぎません。家の中の不要・不適・不快なガラクタを捨てるということは、お気に入りのモノだけを残すことであり、その繰り返しによって、マイナスの思考や感情、他者から押しつけられた観念(価値観)も手放すことができます。お金、健康、夫婦、親子、時間、結婚、離婚、家事、終活……の悩みも消えていきます。その結果、身も心も軽くなり、本当に大切なものが手に入るようになり、人生が大きく変わっていくのです。こうした断捨離の究極の目的を伝えるために、断捨離の提唱者である著者が集大成としてまとめた新刊『人生を変える断捨離』の中から、ポイントとなる項目を12回にわたり抜粋してご紹介していきます。
「不要・不適・不快」なモノを手放す
断捨離では、住まいにある大量のモノを3つの“ふるい”にかけて取捨選択していきますが、その3番目の“ふるい”が「要・適・快」という視点です。
これは、2番目の“ふるい”である「自分軸」によるモノ選びの一環ですが、さらにその判断を磨き上げるための“ふるい”です。
具体的には「これは私にとって、必要か?ふさわしいか? 心地よいか?」という問いかけです。
もちろん、時間軸は常に「今」です。
つまり、「今」の私にとって「不要・不適・不快」なモノを手放していくのです。
その際、次の3つの視点でモノを選び、手放す時は知性・感性・感覚を総動員させます。
・不要なモノ…あれば便利だし、まだ使えるけれど、なくても困らないモノ
・不適なモノ…かつては大切だったけれど、今の自分には合わないモノ
・不快なモノ…長年使っているけれど、どこかで違和感や不快感を感じているモノ
思い当る方も多いと思いますが、端的に言って「住まいにあるモノの8割は忘却グッズであり、今、自分が活用しているモノは2割にすぎない」のが現実です。
断捨離では、この「忘却グッズ」を“知らないオジサン”と呼びますが、忘却グッズを手放すと、次に登場するのが、“おせっかいなオバサン”と呼ぶ不要なモノです。
おせっかいなオバサンって、親切ですよね。
そして、おしゃべりです。
黙ったまま整然とたたずんでいた“知らないオジサン”とは対照的です。
でも、本人には決して悪気がなく、よかれと思っていろいろアピールしてくるのが特徴。
だから、なかなかバッサリと関係を断ち切るのも心苦しい。...