これがひとつの完成形
「レクサスRZ」のエントリーグレードがマイナーチェンジで「RZ300e」から「RZ350e」へと進化。パワーも一充電走行距離もググっとアップし、電気自動車としてのユーザビリティーが大幅に強化されている。300km余りのドライブで仕上がりをチェックした。
350eのセリングポイント
レクサスとしては初めてのBEV専用モデルとなるRZに2025年12月末、大きなマイナーチェンジが施された。といっても外装の意匠に変更はないが、バッテリーやパワーマネジメント、eアクスルも刷新、それに伴いシャシーも見直され……と、中身はベースモデルである「bZ4X」の進化を反映しつつ全面的に変更を受けている。加えて独自性として、7年以上の時を費やしたステアバイワイヤがいよいよ一部グレードに採用された。
と、そんなRZのなかで、最も廉価なグレードとなるのがこの350eだ。といっても、単なる引き算で安さを実現……とは意味合いが違っていて、2モーターの上位グレードに対して150km以上長い733kmの航続距離を達成している。最も足の長いRZというのが350eのセリングポイントということになるわけだ。一方でモーターの最高出力も前任の「300e」に対して1割余高い167kW=227PSを発生。0-100km/h加速も7.5秒と十分な動力性能を確保した。そして価格は790万円。これは300eに対して30万円安い値づけとなる。...