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スバル・ソルテラET-HS(4WD)【試乗記】


劇的な進化の光と影

“マイナーチェンジ”と呼ぶにはいささか大きすぎる改良を受けた、スバルの電気自動車(BEV)「ソルテラ」。試乗を通して、劇的に改善した“BEVとしての性能”に触れていると、あまりに速いクルマの進化がもたらす、さまざまな弊害にも気づかされるのだった。

従来型のデザインを否定!?

「スバルBRZ」および「トヨタ86/GR86」に続き、スバルとトヨタの協業第2弾となったのが、基本デザインやランニングコンポーネンツを共有するスバル・ソルテラと「トヨタbZ4X」という、どちらのブランドにとっても初の量産型となるBEVプロジェクト。両車ともにパッと見は“コンパクトSUV”に属するモデルとも思えるたたずまいだが、実はボディーのサイズやホイールベースは、同じBEVである「日産アリア」のそれを上回り、日本国内のみならずグローバル市場を意識していることが明確だ。

2022年にローンチされた後、ソフトウエアのアップデートやADAS機能の向上などが図られてきたソルテラだが、2025年10月にはバッテリー/充電性能の向上などに加え、デザイン面にまで踏み込んだマイナーチェンジを実施。ここに取り上げるのは、その最新モデルということになる。

それにしても、「もしかするとコレってマイチェン前のデザインを否定している!?」とさえ思えるのが、驚くほど大きく雰囲気が変えられたその顔つきだ。冷却風取り入れ用の開口はロワーグリル部分に限定し、上部をスバル車のアイコンである“ヘキサゴン(六角形)グリル”状に見せていた従来の造形は、改良型では、ヘキサゴンの名残のようにも見えるごく小さな逆台形のへこみ形状が、照明の内蔵されたスバルの六連星オーナメントを取り囲むようにレイアウトされた、よりグリルレスに見えるデザインへと一新された。

さらに、やはりこれまでスバル車のアイコンのひとつと思えた“コ”の字型に光るデイタイムランニングランプも、上下2段の6点で光るパターンへと変更。同時に、ヘッドランプをそのユニット下方のバンパー内に別置きするスプリット式に変更したことも、顔つきが大きく変わったと感じられる要因になっている。

加えて、SUVらしさを強調する重要なアクセントだった大面積のホイールアーチクラッディングも、従来のマットブラックからグロスブラックへと変更。さらに、車体色によってはボディー同色にできるオプションまで用意したのは、強すぎるSUVらしさを嫌う層にもアプローチしたいという思いの表れか。...

提供元:webCG

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