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【生成AI時代】「いつも会議を長引かせる人」が口にする言葉・ワースト1


「構想力・イノベーション講座」(運営Aoba-BBT)の人気講師で、シンガポールを拠点に活躍する戦略コンサルタント坂田幸樹氏の最新刊『戦略のデザイン ゼロから「勝ち筋」を導き出す10の問い』(ダイヤモンド社)は、新規事業の立案や自社の課題解決に役立つ戦略の立て方をわかりやすく解説する入門書。企業とユーザーが共同で価値を生み出していく「場づくり」が重視される現在、どうすれば価値ある戦略をつくることができるのか? 本連載では、同書の内容をベースに坂田氏の書き下ろしの記事をお届けする。

なぜ、その会議はいつも時間を超えるのか?

予定していた終了時刻を過ぎても、会議が終わらない。論点は何度も行き来し、結論は持ち越される。そんな会議が常態化している組織は、決して少なくありません。

こうした会議で、よく聞かれる言葉があります。

「全員の意見を聞いてから決めましょう」

一見すると公平で民主的なこの言葉が、会議を長引かせている原因になっていることがあります。

意見を集めるほど、結論は曖昧になる

全員の意見を聞くこと自体が悪いわけではありません。多様な視点に触れることで、見落としに気づける場面も確かにあります。

ただし、全員の意見をそのまま集めようとすると、会議には必然的に具体論が溢れます。部門ごとの事情、個別の制約、現場ならではの懸念。どれも重要で、無視すべきものではありません。

しかし、それらを横に並べていくだけでは、共通の結論にはたどり着けません。

具体的な事情を一つずつ拾い上げるほど話は枝分かれし、「結局、この会議で何を決めたかったのか」が分からなくなっていきます。

この構造が、会議を長くし、戦略を玉虫色にしていくのです。

会議を短くする鍵は、
「目的を一段階だけ抽象化すること」

こうした状況の背景には、戦略の目的が具体に寄りすぎているという問題が潜んでいることが少なくありません。

たとえば、「この施策をどう改善するか」「この機能をどう追加するか」といったレベルで議論を始めると、部門や立場によって意見が対立し、話はまとまりにくくなります。

ここで必要なのは、議論を止めることではありません。

目的を一段階だけ引き上げて捉え直すことです。

たとえば、「この施策をどうするか」ではなく、「そもそも、私たちは何のためにこの取り組みをしているのか」という問いに立ち返ります。

その目的を共有したうえで意見を見ると、どの発言が本質に関わっているのか、どの意見は参考情報として扱えばよいのかが、自然と整理できるようになります。

目的を最初にそろえるだけで、議論の質は大きく変わります。

生成AIは「意見を集める」ことを助けるが、
決めてはくれない

生成AIの登場によって、情報や意見を集め、整理することは格段に容易になりました。

大量の発言を要約する。
論点を整理する。
賛否を分類する。

こうした作業は、AIが非常に得意とする領域です。

しかし、どれだけ多くの情報を集めても、それらをどう位置づけ、何を優先し、何を切り捨てるかまでは、AIは決めてくれません。

同様に、具体的な意見をいくら統合しても、上位の判断軸がなければ、明確な結論には至らないのです。

意見や情報は、集めるためにあるのではなく、目的に照らして選び、決めるための材料にすぎません。

また、会議を効率的かつ有意義なものにするために必要なのは、意見を減らすことでも、発言を制限することでもありません。

具体論に入る前に、戦略の目的を一段階だけ抽象化し、判断の軸をそろえることを心掛けましょう。

『戦略のデザイン』では、こうした目的を一段抽象化する重要性を、具体例とともに解説しています。

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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