やりたいこともやるべきこともあるはずなのに、どうしてもやる気が出ない……。誰しも経験があることだろう。やる気が出ないとき、焦りや罪悪感にさいなまれると、さらにやる気が出なくなる。そんな悪循環を断ち切りたい人におすすめなのが『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(クルベウ著/藤田麗子訳)。「心が救われる」「何度も読み返したくなる」と話題のベストセラーだ。本書には、やる気が出なくてつらい人へのメッセージが散りばめられている。本記事では、「やる気がどうしても出ないとき」のほか、つらい状態から抜け出すヒントを引用しつつ紹介する。(構成/小川晶子)
「やる気」を出したいときほど、全然やる気が出ない
いつもやる気に満ちあふれていればいいなと思うのだが、そういうときは「まれ」だ。
むしろ、やる気が出ない。
「今はやる気を出さなきゃいけないときなのに!」と思うほど、出ない。
そんな焦りと罪悪感に苦しんでいる人もいるのではないだろうか。
がんばっても報われない感じがしたり、自分のやっていることに価値が感じられなかったりすれば、やる気を出すのは難しくなる。
まずは、「やる気が出ない」→「焦りと罪悪感でつらい」→「ますますやる気が出ない」というスパイラルを断ち切りたい。
ネガティブな状態であるほど、良い決断がしにくく、行動できなくなるからだ。
「やる気が出ない原因」がわかると心がラクになる
日本以上に学歴社会で、良い学校から良い企業へ就職するのが良いという風潮があるといわれる韓国で、『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』という本がベストセラーとなった。
日本でも大きな反響を呼んだ本書。著者のクルベウ氏の著作は日韓累計で100万部を突破している。
この本の中で著者のクルべウ氏は、やる気が出なくてつらい人へのメッセージを散りばめている。
もし今あなたがやる気が出なくてつらいとしたら、次の3つの状態になっていないかチェックしてみてほしい。
つらさから抜け出すヒントになるはずだ。
1 この先、何も変わらないと思っている
「やる気を失った娘」に母からの言葉としてこう書かれている。
やる気が出ないのは、頑張り過ぎて、力を使い果たしてしまったからかもしれない。
そして、この状況が続くと思っているからつらいのである。
しかし、ずっとこのままなんていうことはない。
一日たりとも同じ日はないからだ。
だから今日ぐらい無気力でも大丈夫。
焦ったり自分を責めたりせずに、肩の力を抜いてできることをやればいいのだ。
2 他人に厳しすぎる人の近くにいる
やる気が出なくても誰もあなたを責めない……はずだが、他人に厳しい人は責めるかもしれない。
世の中いろいろな人がいる。職場にも、やたらと他人に厳しい人がいる場合があるだろう。そういう人とは距離を置いたほうがいい。
3 「やりたいこと」を無視してしまっている
やりたい仕事があっても、失敗するのが怖くて、人より人生が遅れる気がして挑戦できない。
代わりに、「安定した仕事」をしている……というような場合、やる気が起こらないのも当然だろう。
本当にやりたいことは何なのか、よくわからない場合もある。
どうしてもやる気が起こらないのであれば、立ち止まって「本当にやりたいことは何だろう?」と考える時期なのかもしれない。
本当にやりたいと思えることであれば、情熱を持つことができる。
失敗して落ち込んだり、成果がなかなか出なくてつらいときもあるかもしれないが、やりたいことを無視しているときよりも、はるかにやる気がわき起こってくるに違いない。
本書には、つらい気持ちに寄り添ってくれるあたたかいメッセージが詰まっている。
どうしてもやる気が出ないときはページをめくってみてはいかがだろうか。
(本稿は『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』に関する書き下ろし特別投稿です)