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アマゾン創業者ベゾスが語った「後悔の本質」-日本企業に欠けているたった一つの視点


「構想力・イノベーション講座」(運営Aoba-BBT)の人気講師で、シンガポールを拠点に活躍する戦略コンサルタント坂田幸樹氏の最新刊『戦略のデザイン ゼロから「勝ち筋」を導き出す10の問い』(ダイヤモンド社)は、新規事業の立案や自社の課題解決に役立つ戦略の立て方をわかりやすく解説する入門書。企業とユーザーが共同で価値を生み出していく「場づくり」が重視される現在、どうすれば価値ある戦略をつくることができるのか? 本連載では、同書の内容をベースに坂田氏の書き下ろしの記事をお届けする。

失敗した担当者を排斥していないか?

あなたが仕事で失敗したときのことを思い出してください。あなたの組織では、失敗をどのように扱っていますか?

「なぜ、大事な案件を何件も失注したんだ? 次からは同じ失敗をしないようにしろ」

営業会議などで、もし上司がこのように叱責しているとしたら要注意です。なぜなら、この発言は、失注という「結果そのもの」を「悪」と捉えてしまっているからです。

失注の原因は、商品に課題があったのかもしれませんし、提案方法に問題があった可能性もあります。あるいは、顧客企業のニーズが急に変化したことが背景にあるのかもしれません。

にもかかわらず、結果だけを叱責してしまうと、組織は思考停止に陥り、本来得られるはずだった学びを失うことになります。

失敗を受け入れ、学び続ける

アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは、次のように語っています。

「たとえ失敗しても、後悔はしないとわかっていました。でも、ただ一つ後悔するかもしれないと思ったのは、挑戦しないことでした」(American Academy of Achievement より)

挑戦した結果失敗した人を責めてしまえば、組織として貴重な学びの機会を逃してしまいます。

一方で、失敗を受け入れ、それをチームの共有財産として次に活かすことができれば、組織の適応力は確実に高まっていきます。

受け入れるべき失敗を定義する

とはいえ、すべての失敗を無条件に許容すべきだという話ではありません。

組織として「受け入れるべき失敗」と「受け入れるべきでない失敗」の線引きを明確にする必要があります。

冒頭の営業会議のように、大事な商談を連続して失注している場合、これはインパクトが大きく、かつ発生頻度も高い失敗であり、「受け入れるべき失敗」に該当します。

担当者を排斥するのではなく、何が根本的に問題だったのかをチーム全員で分析し、戦略を見直すべき場面です。

こうした本質的な失敗を丁寧に扱うことで、組織は前提を更新し、次の成長につながる方向性を描けるようになります。

一方で、資料の提出漏れや契約書の誤記といった、インパクトは小さいが頻発するミスについては、仕組みで防がなくてはなりません。これらの失敗は、繰り返しても学びが得られないからです。

組織が成長するかどうかは、失敗をどのように扱うか、その“設計”にかかっています。受け入れるべき失敗は学びに変え、受け入れるべきでない失敗は仕組みで防ぐ。

こうした切り分けを適切に運用できる組織こそ、持続的に強くなっていきます。

『戦略のデザイン』では、こうした「失敗の扱い方」について、体系的に整理しています。

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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