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「湯たんぽ」の演技が秀逸!トミー・バストウがもらした台詞に共感してしまう〈ばけばけ第49回〉


今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラ(連続テレビ小説)に関する著書を2冊上梓し、レビューを続けて10年超えの著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」連載です。本日は、第49回(2025年12月4日放送)の「ばけばけ」レビューです。(ライター 木俣 冬)

「テンゴク」湯たんぽにご満悦なヘブン

雪が静かに降っている。風情あるはじまり。

軽やかなピアノ曲に乗って、冬眠中の蛇(渡辺江里子)と蛙(木村美穂)がおしゃべり。

「お見舞客かしら」
「この笑い声」
「そして床の間には鎌!」

リヨ(北香那)がヘブン(トミー・バストウ)の見舞いに来た。

生け花、三味線、茶の湯など日本らしいことをやらないでとリヨに止められているトキ(高石あかり、「高」の表記は、正確には「はしごだか」)は気を使って生け花をどかしたものの、花の代わりに鎌をいけるとは、斬新かつ残忍。

一方、今日のリヨは気が利いていた。

「きっと気に入っていただけると思うんですが」と見舞いに持ってきたのは――。

湯たんぽ。

陶器の器にお湯を入れて、布団の中(足元)に入れる。

「アタタカイ」「スバラシイ」「テンゴク」とヘブンは生き返ったようになる。

寒いなか、ふとあたたかいものにふれることができたとき、思わず声が出るものだ。そんな体の奥底からわき出る感嘆の声が迫真で、トミー・バストウのリアリズム演技がさえている。

湯たんぽはとびきり温かいが、トキがリヨに出したお茶は冷めていた。湯たんぽもやがては冷める。

トキの顔が浮かないのを見たリヨは、「お疲れ」ではないかと気づき、「ずっと看病されてるんですものご苦労様」とねぎらう。

ヘブンのことしか見ていないようで、トキのことも気遣うリヨは育ちのいい人。

トキは看病疲れというよりは、ヘブンに「通りすがり」と言われたことを気に病んでいた。もしかしたら、リヨが湯たんぽでヘブンを喜ばせたことにもコンプレックスを刺激されたのかもしれない。

ヘブンとはまだ恋仲になったわけでもなく、あくまで雇用者と女中の関係にもかかわらず、なんだかねちっこく「通りすがり」という言葉にくよくよしているトキ。

このネガティブな感じ、前にもどこかで感じたことがある。そう思った視聴者のかたはいないだろうか。

ネガティブな人、それは――。...

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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