「本質的すぎて、ブッ刺さりまくる」
そんな声が殺到して話題になっている本がある。それが、『ベンチャーの作法 ー「結果がすべて」の世界で速さと成果を両取りする仕事術』だ。ベンチャー転職支援のプロであり、1.1万人以上のキャリア相談、4000社以上の採用支援の経験がある高野秀敏氏が、「結果を出す働き方」をまとめた。時代と逆行するようなストイックな内容だが、「今の時代に、ここまで忖度なく本質を教えてくれる本はない」と、ベンチャー社員のみならず、経営者や大手企業の人にも注目されている。話題の同書から、その一部を紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
「計画が大事」は本当か?
「仕事は計画が命」
多くのビジネスパーソンは、そう信じています。
予定を立て、段取りを整え、準備万端で進める。それが仕事だ。
こうした“正論”を吐く人は、職場に必ずいます。
ですが『ベンチャーの作法』には、こう書いてあります。
頭のいい人ほど、仕事が混乱しているときに限って「だから日頃から準備しておけば…」なんて言い出す。
言っていることは100%正しい。
でも、現場の空気は1ミリも読めていません。
「いや、今は理想論を語ってる場合じゃないでしょ」
そう思われて終わりです。
「頭のいい人」よりも、本当に仕事ができる人
仕事では、必ず“想定外”が起きます。
・クライアントの急な方向転換
・上司の思いつき
・他部署の遅れ
・突然の仕様変更
・関係者の“急な休み”
そんな“想定外”が起きたとき、頭のいい人ほど「話が違う」「こういうのは困る」と、固まってしまうことが多い。
一方で、本当に仕事ができる人は、状況を理解しながら淡々と組み立て直します。
実際に現場を支えているのは、緻密で理想的な計画を立てる人ではなく、理想が崩れても瞬時に動ける人の方なのです。
仕事とは結局、「なんとかする」こと
『ベンチャーの作法』には、こうも書いてあります。
これは、耳が痛いほど本質です。
急にハシゴを外されたとしても、ゼロから作り直すことになったとしても、誰かの決断がひっくり返ったとしても、すぐに「じゃあどうする?」と切り替えられる人。
この“なんとかする力”こそ、現場で最も不足し、最も価値があるスキルです。
仕事は理想論では動きません。
よくできたスケジュールも、精緻なロジックも、ときにはあっけなく崩れます。
それでも必死に現実を動かし、最終的に「ちゃんと形にする人」が、もっとも信頼されます。
頭の良さより大事な、“なんとかする力”。
この力がある人こそ、不確実な時代でも必要とされ続けるのです。
(本稿は、書籍『ベンチャーの作法』に関連したオリジナル記事です。書籍では「なにがあっても結果を出す人の働き方」を多数紹介しています。)