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アウディQ5 TDIクワトロ150kWアドバンスト(4WD/7AT)【試乗記】


堅実な三代目

今やアウディの基幹車種の一台となっているミドルサイズSUV「Q5」が、新型にフルモデルチェンジ。新たな車台と新たなハイブリッドシステムを得た3代目は、過去のモデルからいかなる進化を遂げているのか? 4WDのディーゼルエンジン搭載車で確かめた。

エンジン搭載車の集大成……になる予定だった

2008年にデビュー(日本発売は2009年)した初代Q5は、最終的に累計160万台の大ヒット作となり、アウディそのもののビジネス規模を大きく引き上げる原動力となった。次いで2016年秋のパリモーターショーでアンベール(日本発売は翌2017年秋)した2代目Q5でも、その位置づけは大きく変わらず、アウディ全体の2割近い台数を占めてきたとか。

つい先日までのアウディは、2025年に最後のエンジン車を発表→2026年以降の新型車をすべて電気自動車(BEV)化→2033年にはエンジン搭載車の生産終了……という、2021年に公表した電動化ロードマップをもとに動いてきた。しかし、2025年3月にドイツ国内の人員削減を含むリストラとともに、エンジン搭載車生産の延長も発表。2033年の完全BEV化という目標は事実上、撤回された。

従来のロードマップがそのままだったら、この新型Q5(と、ひと足先に上陸した「A5/S5」)が、エンジン搭載アウディの総仕上げともいうべき存在となっていたはずだ。実際、Q5とプラットフォームを共有してきた「ポルシェ・マカン」は(いったん)BEV専用車になった。もっとも、A5やQ5は本国では2024年秋のデビューだから、エンジン搭載車発表ラストイヤーとされていた2025年に出た新型アウディは「Q3」だけど……。

いずれにしても、新型Q5は良くも悪くも、いかにも手堅い仕上がりだ。全長×全幅×全高=4715×1900×1655mmというスリーサイズは、先代Q5より30mm長く10mm低いだけ(全幅は変わらず)。ホイールベースも、日本仕様の諸元値は2820mmとなぜか先代より5mm短くなっているが、これは実質的に変わっていないということだろう。新開発とされる「PPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)」も、基本的なパッケージレイアウトは従来の「MLBエボ」のそれをほぼ踏襲しているように見える。...

提供元:webCG

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