不満は最小限
「アウディA3」の最新モデルでは、内外装がブラッシュアップされたのはもちろんのこと、なんとエンジンを1リッターから1.5リッターへと変更。排気量1.5倍の大盤振る舞いだ。ハッチバックボディーの「スポーツバック」を試す。
内外装の質感がアップ
“大幅アップデート”をうたう最新のA3は、2024年12月に国内発売となり、年明けから本格的に上陸しはじめた。そういえば、A3と基本骨格の大半を共有する「フォルクスワーゲン・ゴルフ」の改良モデルも、同様に2025年初頭から国内での納車がはじまっている。
ちなみに本国発表は、ゴルフが2024年1月、A3が同年3月だった。いずれにしても、今回の改良は、本来であれば現行型のモデルライフ折り返し地点における最大規模のマイナーチェンジ……になるはずである。しかし、近い将来にエンジン搭載車を廃止すべく動いていた欧州メーカーの多くが、最近になってパワートレイン戦略の見直しを迫られている。それはアウディも例外ではなく、このA3も当初予定よりも延命されるかもしれない。
それはともかく、ゴルフの改良が、賛否両論だったインターフェイスの刷新を明らかな主眼としているのに対して、A3では内外装デザインがトータルでアップデートされた。
フロントセクションはボンネットやヘッドライトの基本形状を踏襲するいっぽうで、センターグリルが最新アウディらしい横長のフレームレスとなった。また、デイタイムランニングライトの点灯パターンが複数(A3は4種)選べるようになったのも、最新アウディならでは。インテリアも基本デザインはそのままだが、センター画面が少し大きく(10.1→10.25インチ)なったほか、シフトセレクターを含むセンターコンソール、空調の吹き出し口などが変わり、ドリンクホルダーにも間接照明がしこまれた。聞けば、市場では内装の質感に対する声が大きかったそうだ。
また、先進運転支援システムも後ろ方向のセンサーが全車標準化。アウディでいうサイドアシストやイグジットワーニング、そしてリアクロストラフィックアラートなどが、この通常のA3にも備わるようになった。...