ヤング・アット・ハートなあなたに
ステランティスの新開発マイルドハイブリッドシステムを搭載したプジョーのCセグメントハッチバック「308 GTハイブリッド」に試乗。その仕上がりを確かめながら、同じパワーユニットを採用する「プジョー3008」や「フィアット600」との走りの違いを探った。
古い名前と新しい中身
試乗したのは新型プジョー308 GTハイブリッドである。日本では2025年6月に発売されたばかりだ。おや、と訝(いぶか)しむ人もいるかもしれない。2022年4月に3代目プジョー308が日本に導入されたときから販売されていたではないか、と指摘するのはもっともなことだ。確かに、この名前を持つモデルは当初からラインナップされていた。
新しいGTハイブリッドは、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載している。もともとあったGTハイブリッドはプラグインハイブリッドモデルであり、これからは「308 GTプラグインハイブリッド」と名を変えて引き続き販売される。ややこしくて混乱するが、途中で車名が変更されたり命名規則が変わったりするのはよくあることなのだ。
このところステランティスが激推ししているのが、新開発のマイルドハイブリッドシステムである。新型プジョー3008や「プジョー408」でもこのパワーユニットが採用された。プジョーだけではなく、フィアット600や「アルファ・ロメオ・ジュニア」にも同じシステムが搭載されている。よほど仕上がりに自信があるのだろう。ステランティスが期待を寄せる重要なテクノロジーなのだ。
新開発の1.2リッター直3ガソリンターボエンジンに、モーターを内蔵した6段デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせている。マイルドと称しているものの、なかなかのハイスペックだ。モーター最高出力は22PSで、エンジン出力の136PSと合わせてシステム最高出力は145PSに達する。バッテリー容量も0.9kWhとマイルドハイブリッドのなかでは大きめで、約30km/hまでなら100%電動走行も可能なのだ。...