「三方よし」の心を
ホンダの「ステップワゴン」に「エアーEX」が登場。詳しくは本文でご確認いただきたいが、既存の「エアー」グレードの最大の弱点だった装備の貧弱さを解消した待望の新グレードだ。ロングドライブに持ち出してあれこれと試してみた。
売れ行きが芳しくないステップワゴン
日本のローカル銘柄のひとつである5ナンバー級3列シートのミニバン。トヨタは「ノア/ヴォクシー」、日産は「セレナ」、そしてホンダはステップワゴンと、これらがそのニーズに応えているわけだ。
……といっても、最近はセレナの一部グレードを除いて軒並み3ナンバー化されており、ガチの5ナンバー3列シートミニバンといえば「シエンタ」や「フリード」のシマとなっている。まぁ今回は一応前者の縄張りのお話ということでご容赦いただきたい。
で、この3社4モデル、いずれも2022年にフルモデルチェンジを迎えており、順当にいけば6〜7年のモデルライフのなかでマイナーチェンジ的な動きがあってもおかしくない、2025年はそんなタイミングにあたる。おそらくはつぶし合いのために計算された惑星直列でもないだろうが、コロナ禍もあってのさまざまなタイミングのズレがちょっとしたいたずらになったところもあるのだろう。図らずも電動パーキングブレーキの部品滞りで「フィット」が「ヤリス」とほぼ同期になってしまった、そんなハプニングと事情は似ているのかもしれない。
そのなかで、真っ先にマイチェンの札を切ったのはステップワゴンだ。理由はよく分かる。その事情を察してしまうくらい、販売が振るっていない。ちなみに直近の2025年上半期のデータをみると、ステップワゴンの販売台数は2万8850台。セレナの3万8921台には結構な差をつけられている。そしてノアヴォクはピンでも4万、コンビでざっと8万台のステージゆえ、今年の阪神ではないが他を完全に圧倒している状況だ。...