ダイヤモンド・オンラインの「学びの動画」では現在、作家で元外交官の佐藤優さんが、読者の人生のお悩みにお答えするスペシャル企画を行っています。今回は特別に、本企画『佐藤優 謙虚な人の戦略書』の一部をテキスト化してお届けします。「派閥争いに敗れた」と悩む40代女性に、「知の巨人」はどのような教えを授けたのでしょうか?(元の動画はこちらからご覧ください)
会社の派閥争いに敗北で
人事評価がズタボロに…
【佐藤優の答え】
「会社で生き残る方法」「幹部の信頼を得る方法」についてご相談いただきましたが、すでに勝負はついています。Bさんは負け組に入ってしまった。今後はそのことを念頭に置いて、身の振り方を考える必要があります。
もしBさんに傑出した能力があるならば、敵対する派閥の人たちにも認められ、今後も仕事を割り振られるでしょう。でも、それは戦国時代の「外様大名」と同じ。もともとは豊臣家などに仕えていたのに、関ヶ原の戦いが終わってから徳川家に服属した大名たちですね。
Bさんは現職でどれだけ頑張っても、会社に残る限りは「敗れた上司に使えていた外様大名」という旗を降ろすことは永久にできません。あなたの元上司が派閥抗争に勝っていた場合と比べると、出世は2段階遅れる。それくらいは覚悟しておいた方が良いでしょう。...