兄弟きってのスマート派
レクサスの本格クロスカントリーモデル「GX」。3代目となる新型が、ようやく日本でも大々的に発売となった。その走りは、ラダーフレームの「GA-F」プラットフォームを共用する「トヨタ・ランドクルーザー“250”」などと、どうちがうのか? 試乗して確かめた。
ひとつのプラットフォームを4台で共用
レクサスGXは日本では今回が初登場だが、グローバルでは以前からおなじみのレクサスである。その初代は2002年、2代目は2009年にデビューしており、北米市場や豪州市場を皮切りに、2代目のモデル末期までには、中国、ロシア、中米、中東、カザフスタン、アゼルバイジャン、東南アジアなどにまで販路を広げた。
歴代GXは、プラットフォームをはじめとした基本設計を同世代の「トヨタ・ランドクルーザー プラド」(以下、ランクル プラド)と共有。実際はプラットフォームだけでなく、内外装の基本デザインも両車共通で、GXを“ランクル プラドのレクサス版”と理解してきた好事家も多い。
そのランクル プラドは、2024年4月に事実上の後継機種であるランドクルーザー“250”(以下、ランクル250)にバトンタッチとなり、ほぼ同時期に3代目=新型GXの国内先行限定車も登場した(参照)。となれば、新型GXも“ランクル250のレクサス版”と定義されるのが自然だろう。
実際、新型GXも以前のランクル プラドと同様に、独立ラダーフレーム形式の「GA-F」プラットフォームをランクル250と共有している。内外装はそれぞれ専用デザインとなったが、エッジをきかせたエクステリアデザインは、フロントマスクとホイール以外ほぼ共通といっていい。
ただし、従来のランクル プラドとGXの関係性と、今のランクル250と新型GXの関係性で大きくちがうのは、その土台となるGA-Fが、上級モデルの「ランドクルーザー」(以下、ランクル300)や「レクサスLX」にも使われていることだ。しかもホイールベースも全車で共通の値となっている。先代までのGXやランクル プラドは、LXやランクルとはプラットフォームは別物だったのだ。...