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プジョー3008 GTアルカンターラパッケージ ハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】


栄光の記憶がよみがえる

ステランティスの新開発プラットフォーム「STLAミディアム」を使用した初の市販モデル「プジョー3008」が上陸。導入されるマイルドハイブリッド車(MHEV)と電気自動車のうち、先にデリバリーが始まったMHEVに試乗し、進化した3代目の仕上がりを確かめた。

オシャレなだけでは物足りない

久々に、と言っては失礼か。新型プジョー3008はヒット作になる予感がする。もちろんプジョーは今もオシャレなフランス車というイメージを保っている人気ブランドだが、かつての栄光を知る身としては物足りないのだ。2000年代初頭のプジョーの勢いは華々しかった。2001年に発売された「206CC」は日本に割り当てられた700台が瞬時に完売。クーペカブリオレというトレンドを先頭で引っ張り、その他のモデルも売れに売れてプジョー全体では年間1万台以上の販売台数を誇っていた。

あの頃とはプジョーというブランドの位置づけは変わってきているから、同じ状況が戻ってくるとは思わない。今はフレンチプレミアムのポジションにあり、カジュアルで楽しく乗れるクルマという手軽感は薄くなっている。SUVが主流になり電動化が進むなかで、プジョーが求めていた最適解に近いモデルが3008なのではないかと感じた。

フォルムはいわゆるクーペスタイルのクロスオーバーSUVである。トレンドのど真ん中だ。ライバルは多いから、独自性を出すのは簡単ではない。ボリューム感とシャープさを両立させたバランスのよさがセンスの表れである。大型フレームレスグリル、ライオンの爪痕モチーフのLEDランプ、適度な抑揚の面構成などがスタイリッシュな印象をもたらしている。ボディー下部にはSUVらしくモノクロームの樹脂が配されているが、控えめなのでワイルドさは最小限に抑えられた。

プジョー初という表から見えないタイプのサイドウィンドウモールも、スマートさの演出に役立っているのだろう。「YARI」という名のホイールは槍ヶ岳からのインスピレーションだというが、ちょっと意図ははかりかねた。いずれにしても過剰な装飾性で目を引くような品のない振る舞いとは無縁で、そこにエレガントな匂いが浮かび上がる。...

提供元:webCG

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