追い風が吹いている
スバルのミドルサイズSUV「フォレスター」がフルモデルチェンジ。ストロングハイブリッド「S:HEV」にフルインナーフレーム構造などなど、新たな武器を手に入れた新型の仕上がりやいかに? 6代目となるスバルの基幹車種の実力をリポートする。
待望のストロングハイブリッド
新型スバル・フォレスターの購入を検討している方に、大朗報と悲報!? いいニュースは、本格量産前のプロトタイプにもかかわらず、すでに素晴らしいクルマに仕上がっていたこと。スバル車ファンのコンプレックスだった燃費も、大幅な改善が見込まれる。いっぽう少々残念なのは、商品力の向上にともなって価格も相応に上昇していること。時節柄しかたないとも言えますが……。
千葉県にあるサーキット「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」で、六連星の本格派SUV、フォレスター(プロトタイプ)のプレス向け試乗会が開催された。同車販売の約7割を占めるメインマーケットたる北米では、2023年11月に新型のお披露目を済ませ、すでに販売が始まっているが(参照)、かの地のそれは2.5リッター自然吸気エンジンのみだった。およそ1年遅れとなった本邦には、スバル自慢の1.8リッターターボに加え、満を持して2.5リッターエンジンと電気モーターを組み合わせたストロングタイプのハイブリッドモデルが投入される。そのため、従来の2リッター+モーターのマイルドハイブリッド版「e-BOXER」はカタログから落ちる。ちなみに、ここまで排気量で表してきたエンジンは、いずれも水平対向4気筒です。念のため。
気になる2.5リッターハイブリッドフォレスターの燃費は、あくまで暫定的な数字(メーカー目標値。以下同じ)だけれど、18.4〜18.8km/リッター(WLTCモード)とされる。「トヨタRAV4」の20.3〜20.6km/リッターには及ばないが、これまでの2リッター「e-BOXER」車のカタログ値が14.0km/リッターだったことを考えると、「ようやく世間並みになった」と胸をなでおろすスバリストも多いことだろう。ハイブリッドといった“飛び道具”を持たない1.8リッターターボの燃費は、13.6km/リッターのままだ。...