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スバルS210 プロトタイプ(4WD/CVT)【試乗記】


期待と不安の分水嶺

2017年の「S208」以来、8年ぶりに日本で販売されるSTIのコンプリートカー「スバルS210」のプロトタイプに、クローズドコースで初試乗。ニュルブルクリンク24時間レースマシンの直系とうたわれ、新たにSTIの頂点に位置する500台限定モデルの走りやいかに。

35台目のSTIコンプリートカー

大手と紹介されるなかでも従業員数や生産台数が特に多いわけではない一方で、独自のハードウエアや周辺ライバルとは一線を画した開発コンセプトなどから世界のマーケットで一目置かれる存在感を放っているのがスバルというメーカー。

そのラインナップにおいて、モータースポーツのノウハウが注ぎ込まれた限定モデルとして発売されてきたのがSTI発のコンプリートカーだ。なかでも最上位に置かれるのが、内外装やボディー、シャシーのチューニングのみならずエンジンやトランスミッションなどの動力性能に関わる部分にまで手が加えられた「S」の文字と3桁の数字を車名に持つ通称「Sシリーズ」と呼ばれるモデルだ。

今回紹介するのはその最新モデルで、2025年1月に開催された東京オートサロンでサプライズ発表されたS210。先代にあたる「S209」は米国のみで販売され日本では“欠番”扱いなので、自国でのSシリーズの展開は2017年10月に登場したS208以来8年ぶりということになる。

ちなみにSTIのコンプリートカーは、世界ラリー選手権で3連覇を成し遂げたWRカーのイメージが色濃い1998年登場の「インプレッサ22B STIバージョン」を皮切りに、このS210で実に35台目。うちSシリーズは、車名が200番台の「インプレッサ/WRX」ベースが前出22Bと、例外的にロードスポーツを意味する「R」の文字で始まる車名の「R205」を含めて11台、400番台の「レガシィ」ベースが2台を数える。...

提供元:webCG

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