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キャデラックXT4/ジープ・ラングラー/ディフェンダー130/レンジローバー【試乗記】


SUVってすばらしい!

でっかいタイヤで、海も山も都会のジャングルも踏破せよ! webCGきってのSUV&クロカン好きが、メディア向けの輸入車合同試乗会より「キャデラックXT4」「ジープ・ラングラー」「ディフェンダー130」「レンジローバー」の魅力をお届けする。

食わず嫌いは損するぜ キャデラックXT4スポーツ

過日、横浜で催された某カーショーを取材した折、アメリカ人インタビュイー(参照)が「〜like a Cadillac」という言い回しをしていて「?」と思った。かの地じゃキャデラックは高級車の代名詞。豪華なもの、高級なものの比喩として使われるのは知っていたが、前後の文脈的に、それじゃおかしいと思ったのだ。直後に通訳さんが述べたところによると、「彼女は今、洗練されたもの、精密につくられた機械がスムーズに動く様子の例えとして、『like a Cadillac』って言ったんですよ」とのこと。最近は、そういう風にもこの言い回しを使うのかと、勉強になった。

昨今のアメ車に疎い御仁は「またまた、ご冗談を……」とおっしゃりそうだが、これは本当にそうなのです。今から20年ほど前、初めてノーススターエンジンのキャデラックに触れた当時から、記者も似たような印象を持ってきた。で、このたびマイナーチェンジしたXT4に触れて、「やっぱそうだよな」と再確認した。

ドアを閉めてエンジンを始動し、シフトを「D」に入れてちょんとスロットルを踏む。ブレーキホールドが解除されてクルマが走りだすまでの所作に、唐突なところや不愉快な引っ掛かりはない。9段ATの変速もスムーズでシフトショックは皆無だし、2リッター直4エンジンのサウンドも健康的。スポーツカー的な快音ではないが、最近の直噴ターボにありがちな、燃料噴射装置などの機械音は、非常によく抑えられている。

乗り心地も上々。後日、このクルマで東京-富士吉田を往復する機会に恵まれたのだが、目次段差や舗装の補修跡の乗り越えもお見事。ゆとりをもってショックをいなし、残念な下肢の揺れ残りなども見受けられなかった。GMジャパンの広報さんに「これ、なんか改良ありましたっけ?」と聞いたところ、「私もなんか、こなれてきたような気がするんですどねぇ……」とのことで、特段変更は知らされていない様子。前からこれぐらいよかったか、プレスリリースには載らないような、細かな改良があったのか。

とはいえ、今回のマイナーチェンジの見どころは、刷新されたインターフェイスとオーディオだ。新たに搭載された解像度9KのLEDディスプレイの表示はまぁキレイで、乗車時のウエルカムアニメーションの迫力(なにせ33インチだ!)に圧倒された。加えて、標準装備のAKGのオーディオよ。さすがに36発もスピーカーを積んだ「エスカレード」ほどの劇場感はないが(あれはヤバすぎ)、朗々とした曲を流せば歌い手の声や楽器の音には潤いがあり、奥行きがあり、キラキラ輝き、記者は危うく涙と鼻水で車内を汚すところだった。

見ても乗っても積んでも聴いても、キャデラックXT4は、普通にとてもいいクルマである。左ハンだからって敬遠してると、あなた人生損するぜ。

【スペック】 ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4605×1875×1625mm/ホイールベース:2775mm/車重:1760kg/駆動方式:4WD/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:9段AT/最高出力:230PS(169kW)/5000rpm/最大トルク:350N・m(35.6kgf・m)/1500-4000rpm/タイヤ:(前)245/45R20 99V/(後)245/45R20 99V(コンチネンタル・プレミアムコンタクト6)/燃費:--km/リッター/価格:790万円...

提供元:webCG

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