スポーツカーにもGTにも
BMWの4ドアクーペ「2シリーズ グランクーペ」がフルモデルチェンジ。内外装に加えてシャシーもブラッシュアップされ、FF系のコンパクトモデルとして走りのステージが一段上がったかのような印象だ。日本上陸を前にドイツ・ミュンヘンでステアリングを握った。
今や希少なコンパクトセダンとしての支持
BMWの2シリーズには2つのクーペがある。ひとつはCLARプラットフォームを用いたFR系の2ドアクーペで、「M2」もこのファミリーに属するのはご存じのとおりだ。
もうひとつがFAARプラットフォームを用いるFF系の4&5ドアモデルで、「1シリーズ」や「2シリーズ グランツアラー」、そしてこの2シリーズ グランクーペが属している。
サッシュレスドアを持つグランクーペは1シリーズほどではないにせよ、ここ日本市場でも一定の人気を得ているという。一番の理由は3ボックスパッケージにしてコンパクトなサイズで、特に全幅が1800mmに収まることで「3シリーズ」からの代替的な需要をカバーできているそうだ。プレミアムブランドにとって前輪駆動が基となるCセグメント級のコンパクトものは損益分岐の値踏みが難しくなりつつあるが、BMWはMINIとのシナジーがうまく働いている側面もあって、現状はこのカテゴリーから降りるつもりはまったくないようだ。
新しい2シリーズ グランクーペは1シリーズと同様、「LCI」=ビッグマイナーチェンジの様相に見えて、BMW内ではフルモデルチェンジ相当という位置づけになっている。1シリーズがF40型からF70型へと型式名称を変えたのと同じく、2シリーズ グランクーペの型式名称もF44型からF74型へと改められた。ちなみに日本仕様では1シリーズが3気筒ガソリンの「120」と4気筒ディーゼルの「120d」、そして300PSオーバーのパワーを四駆で受け止めるMパフォーマンス銘柄「M135」の3バリエーションを展開するのに対して、2シリーズ グランクーペは「220」と「M235」の2バリエーションとなる。...