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ファンティック・キャバレロ スクランブラー700(6MT)【レビュー】


優等生にはマネできまい

伊ファンティックのスクランブラーのなかでも、最大排気量を誇る「キャバレロ スクランブラー700」。デザインからして個性的なこのマシンは、見た目にたがわず“走り”も攻めたものだった。優等生なよそのバイクとは一味違う、その魅力をリポートする。

懐かしのスタイルとモダンな装備を併せ持つ

ファンティックは1960年代にイタリアで創業したバイクメーカーだ。オフロード系のバイクを多く生産していて、エンデューロやトライアルでは根強いファンがおり、特にトライアルでは1980年代に何度も世界チャンピオンの座に輝いていた。その後、経営不振で一度は姿を消したものの、2000年代に入って復活。さまざまなモデルを投入してレース活動も再開した。現在はエンデューロ、スーパーモタード、ロードレースなどで活躍し、最近は電動モビリティーの開発にも力を入れている。

キャバレロは、そんなファンティックのストリートモデルとして、「125」から「700」まで複数の機種がラインナップされている。今回紹介するのは最大排気量のスクランブラー700だ。“キャバレロ”とは1970年代から1980年代にかけて、ファンティックのなかでも人気のオフロードバイクにつけられていた名前だ。その名を引き継いだ現行のキャバレロ スクランブラーは、赤いタンクや丸いゼッケン風のサイドカバーなど、古きよき時代のスクランブラーをイメージさせるデザインが取り入れられている。そのいっぽうで倒立フォークを頑丈そうなステムでクランプし、ブレーキキャリパーをラジアルマウントするなど、走りを意識した装備も忘れられていない。

エンジンはヤマハの「MT-07」などに搭載される並列2気筒で、排気量は689cc。フロントに19インチ、リアに17インチのスポークホイールを装着し、マフラーはアップタイプの右側2本出し。個性的なレトロモダンスタイルだ。走りだす前に少し気になったのはクラッチレバーの重さ。特に重いというわけではないのだが、最近のアシスト&スリッパー機構付きのマシンから乗り換えると、「少し重いな」と感じる。...

提供元:webCG

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